症状
マラリアの主な症状として、寒気やふるえ(悪寒戦慄)を伴う高熱、頭痛、筋肉痛、関節痛、下痢、嘔吐などが挙げられます。また、発熱は発熱期と無熱期を繰り返すことが特徴です。この間隔は種類によって異なり、熱帯熱マラリアでは36~48時間ごと、もしくは不規則で、四日熱マラリアでは72時間ごと、三日熱マラリアや卵型マラリアでは48時間ごと、サルマラリアでは24時間ごとに生じるといわれています。
発熱期はさらに悪寒期と灼熱期に大別されます。悪寒期は1〜2時間ほどかけて悪寒を感じながら体温が上昇し、灼熱期は悪寒の症状は消失し、4〜5時間は熱感を感じるといわれています。
重症化すると脳症、低血糖、腎障害、肝障害、重症貧血などといった合併症がみられることがあります。妊婦や小児、免疫力の弱い方は重症化しやすいため、特に注意が必要です。
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