症状
ユーイング肉腫の好発部位は、骨盤、大腿骨、下腿の骨(腓骨、脛骨)、胸壁、上肢、脊椎などであり、筋肉などの軟部組織に発症することもあります。
骨肉腫は長管骨(四肢を構成する骨にみられる長大な骨)の端の部分(骨幹端部)に発生しやすいのに対し、ユーイング肉腫は長管骨の幹の部分にあたる骨幹部の発症が多いことが知られています。脊椎に生じたユーイング肉腫の場合、歩行障害や排尿障害がみられることがあります。
また、腫瘍が発生した部位に⼀致して、痛みや腫脹(はれ)などもみられます。さらに、発熱を伴うことや、麻痺や骨折をきっかけに見つかることもあります。ユーイング肉腫では肺や他の骨などにも転移をすることがあります。病気が進行すると、転移した部位に応じて咳や呼吸困難、貧血などがみられるようになります。
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