検査・診断
脳動脈瘤の場合、無症状のまま脳ドックなどで見つかるか、頭痛など何らかの症状があってMRIやMRAという画像検査が行われた場合にたまたま発見されることが少なくありません。
腹部・胸部大動脈瘤は、自覚症状が乏しく、健康診断で行われる腹部超音波検査(エコー)や腹部のCTを撮影した際に偶然発見されるケースが多く、腹部触診の際に動脈瘤が疑われることもあります。
心臓の血管にできる冠動脈瘤は、川崎病など血管の炎症が起こった後、血管の壁が弱くなってできる場合が少なくありません。そのため、川崎病にかかった場合には、心臓のエコー検査や冠動脈造影(血管にカテーテルという管を入れ、管から造影剤を噴射して血管の内腔の形を見る検査)、CTやMRIを行って動脈瘤がないか検査します。
網膜の動脈瘤は、人間ドックなどの眼底写真で見つかる場合もあり、眼科で眼底検査を受けて偶然発見される場合もあります。糖尿病を発症していると毛細血管瘤ができやすいため、症状がなくても定期的に眼底検査を行います。破裂して硝子体出血となり、手術で血液を取り除いて初めて見つかる場合もあります。
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