症状
口腔がんの代表的な前駆症状(口腔がんに移行しやすい病気)として“白板症”が知られています。これは、普段ピンク色をしている口腔粘膜が白くなり、こすっても取れない状態をいいます。自覚症状はほとんどなく、経過観察中に約5~10%が口腔がんに移行するといわれています。
口腔がんを発症するとやがて表面が粗造になり、一部びらんや潰瘍、肉芽が見られるようになります。舌や歯茎、頬や顎の粘膜にしこりや口内炎のような病変が形成され、この頃から何かおかしいと気づくようになります。しかし、多くは痛みや出血などがないため、口内炎と考えることや、発症に気付かないケースも少なくありません。
やがて進行すると、大きな潰瘍やしこりが形成され、痛みや出血が見られるようになります。また、舌が動かしにくくなったり、口が開けにくくなったりすることで、食事や発声にも支障をきたすようになります。また、口腔がんは比較的早い段階から首のリンパ節に転移を起こしやすく、首や顎の周りにしこりが触れることがあります。また、肺などほかの臓器に転移するケースも少なくありません。
医師の方へ
口腔がんの概要、診断方針、治療方針をまとめて確認することができます。
Medical Note Expertでしか読めない、学会や医局の最新医療知見を得ることができます。
「口腔がん」を登録すると、新着の情報をお知らせします
「口腔がん」に関連する記事
関連の医療相談が10件あります
睾丸にシコリ
息子が3日前に男性の睾丸の中にシコリがあり今日、泌尿器科に行きました。レントゲン、エコーはなく尿検査はありました。後は先生が手で触っての診察でした。潜血反応±、白血球が+(尿一般)と書いてありました。息子が先生から説明されたのが精子を作る横に2つシコリがある(1個は良く男性にあるが2個は珍しい)炎症をおこしている。と言われたそうです。1週間後に病院受診。エコーがあるそうです。尿の菌は何か原因を調べましょう。と言われたそうです。薬を1週間毎朝食後に飲むようにもらいました。治らないと不妊症になりやすいとも言われたそうです。ガンが親の私は心配になりました。ガンの事は何も言われなかったそうですが可能性はありますでしょうか?
声のカスレが治らない。
本年4月5月の2か月間、風邪だと思いますが、咳が四六時中止まりませんでした。(これまでに経験したことがない状況)六月に入り止まりましたが、現在でも痰が絡むのと、声のカスレがあり元の声に戻りません。気になりますので対処方法を教えてください。
喉と頭の強い痛みと発熱
先週の月曜日から喉の痛みがあり受診。 PCR検査は陰性。 薬を処方され帰宅(薬の詳細不明)。 次の日から発熱、頭痛、喉の痛みが酷くなる。翌日、再度通院。2回目のPCRも陰性。 血液検査をした所、細菌性の風邪?でしょうとの事で、抗生物質を処方される。 食事が摂れない為、点滴して帰宅。 抗生物質を飲み始めて3日ですが、症状改善せず、喉の痛み、頭痛がかなり強い様子。 熱も7度台と8度台の繰り返し。 再度、受診した方が良いのか? 内科で良いでしょうか? ご意見お願いいたします。
再発リスクの評価
表在性膀胱癌の手術を6月に行い、単発抗がん剤注入を受けました。 その後、先9月の膀胱鏡検査では、再発をしていませんでした。 比較的簡易な処置で済む癌ですが、1年以内の再発率60%程度と高く、一度再発すると2度目は70%、3度目80%、とさらに上がるそうです。 よって近場の泌尿器科のクリニックでがん細胞診の尿検査を毎月受け、3ヶ月毎に膀胱鏡検査をすることにしています。 しかし、その確率の高さを考えると憂鬱です。先手を打ち再発リスクを下げる方法はないのでしょうか? また、よしんば再発が免れたとしても、いったいあと何年再発への注意をしなければいけないのか?見通しが欲しいです。
※医療相談は、月額432円(消費税込)で提供しております。有料会員登録で月に何度でも相談可能です。
口腔がんを得意な領域としている医師
-
-
口腔がん
- 口腔の機能と整容(外観)を考慮した外科治療
- 超選択的動注化学放射線療法による非外科的治療 (臓器・機能温存療法)
- 整容(外観)と機能の回復を第一とした口腔顎顔面再建
-
唾液腺腫瘍
- 病理組織学的な腫瘍の特性を考慮した外科治療
- 整容(外観)と機能の回復を第一とした口腔顎顔面再建
-
顎骨骨髄炎
- 抗生物質による閉鎖式局所潅流療法による顎骨温存治療
-
-
-
口腔がん
- 手術と顎補綴の併用療法
-
口唇口蓋裂
- 口唇・口蓋裂の一貫治療
-
顎変形症
- 顎変形症の外科療法
-
-
-
口腔がん
- 手術: 顎態模型を用いた上顎・下顎骨切除 舌がんにおける舌エコーを用いた舌がん切除
- 咀嚼回復
-