クリップする
URLを入力して
記事をクリップしましょう
指定された URL のページが見つかりません
Mouth
口腔がん
口腔がんとは、舌がんを代表的なものとして、口の中にできるがんのことを指します。口の中にできるということから、患者さん自身が見て判るという特徴があります。さらに、外から判るということから、治療後の...
Male consulter resolved
クリップに失敗しました
口・のど

口腔がんこうくうがん

更新日時: 2017 年 04 月 25 日【更新履歴
更新履歴
2017 年 04 月 25 日
掲載しました。
閉じる

概要

口腔がんとは、舌がんを代表的なものとして、口の中にできるがんのことを指します。口の中にできるということから、患者さん自身が見て判るという特徴があります。さらに、外から判るということから、治療後の影響がダイレクトに外観に影響を与え、審美障害を残すことがあります。さらに、口の中の器官は、ものを食べる、言葉を発する、といった日常生活における機能に重要な役割を果たしており、口腔がんを発症することでこうした機能障害を残すことも懸念されます。

口腔がんの多くは「扁平上皮癌」と呼ばれるものであり、放射線療法が功を制する側面もあります。放射線療法を中心として、少しでも審美面、機能面の障害を避けるような工夫がなされるがんであると言えます。

より詳しい情報は、こちらをご覧ください

原因

口腔がんとは口腔内に発生するがんのことを指し、発生する部位に応じて舌がん、下顎歯肉がん、上顎歯肉がん、口腔底がん(口底がん)、頬粘膜がん、硬口蓋がんの6部位のがんのことを言います。このなかでも舌がんが最も頻度が高いです。日本においてはがん全体から見て1-2%ほどを占める程度ですが、インド〜東南アジアでは発生率が非常に高いことが知られており、これらは噛みタバコが原因とされています。

また、口腔がんを含む頭頸部がんに共通する原因として喫煙と飲酒が挙げられます。口腔内を含むこの領域は、お酒やたばこに非常に影響を受けます。その場合、舌を含む口腔から咽頭一帯が全体的に影響されることになります。口から胃にかけてお酒の通るルートに沿って、同時もしくは異時性にがんが多発します。これをフィールドキャンサリゼーションと呼びます。つまり舌がんの場合、発がん物質が触れた場所一帯に、がんが発生しやすいのです。

その他、口腔内の清掃が不充分であること、虫歯を放置してあること、噛み合わせが不十分な入れ歯からの慢性的な刺激、なども口腔がんの発症リスクを高めると考えられています。

また、一般的ながんの発症年齢のピーク(50代~60代)とは異なり、口腔がんの一つである舌がんは飲酒や喫煙を長期に及んで続けていない20代の若い方でも発症するという特徴を持っています。こういったケースにおいては別の因子が関係している可能性もあり、今後の解明が待たれます。

より詳しい情報は、記事①記事②をご覧ください

症状

口腔がんは、鏡で見るだけでもそれと判る見た目の変化を呈します。口内炎と思って塗り薬を塗っていても完治することなく、後に口腔がんであることが判明することもあります。

口腔内の器官は、ものを食べる、しゃべるなどの機能についてとても重要な役割を果たしています。そのため、病気が進行するとこうした日常生活になくてならない機能も障害されるようになります。また、口腔内では病変部位が腐ることから悪臭を発するようになったり、歯のぐらつきを見たりするようにもなります。さらに進行すると転移をすることもあり、首のリンパ節の腫れから、転移先の内臓臓器の機能障害も見るようになります。

より詳しい情報は、記事①記事②をご覧ください

検査・診断

口腔がんの診断は、病変が生じている部位から実際に細胞を採取して(生検と呼びます)顕微鏡で観察する病理学的検査を元にして行われます。

口腔がんでは、病気であることの確認以外に病変部位がどの程度広がっているかを確認することも重要になります。超音波検査(首のリンパ節の腫れを確認したり、周囲の血管構造などとの位置関係をタイムリーに評価することが可能です)やCT、MRIといった検査が行われます。頚部に病変部位が転移している時には、PET検査を行うこともあります。これらの検査をもとに病気分類(ステージ分類)を行います。

また、原因の項目でも記載したように口腔がんの原因は喫煙と飲酒であり、これらは他の消化器系がんのリスク因子でもあります。口腔がんに加えて多重がんとして食道がんなどを発症することもあるため、上部消化管内視鏡検査を行うことも重要です。

より詳しい情報は、記事①記事②をご覧ください

治療

口腔内に生じる口腔がんは、手術で摘出すると場合によっては審美障害や機能障害を残すことになり、患者さんのQOL(生活の質)に大きな影響を及ぼします。
そのため、口腔癌は「切らずに治す」ことが求められ、それを実現するための工夫がなされてきました。そのひとつの方法が「超選択的動注化学放射線療法」です。超選択的動注化学放射線療法を実現するために大切な治療法が動注療法です。また、放射線療法の果たす役割も大きいです。

手術を余儀なくされる場合もありますが、その結果として食事や話すという面に大きな後遺症を残すこともあります。そのため自殺という選択肢を得る方も少なくありません。そのため、歯科検診の普及の重要性も唱えられており、より早期の段階で病気を発見する試みも重要であると言えます。

より詳しい情報は、記事①記事②記事③記事④をご覧ください

 

口腔がんの記事を読む

もっとみる

口腔がんの記事にご協力いただいている医師