原因
性器ヘルペスは、単純ヘルペスウイルスが性器に感染することで起こり、主に思春期以降の性行為によって感染します。
単純ヘルペスウイルスには1型と2型があり、性器ヘルペスの原因の多くは2型です。ただし、口唇ヘルペスなどに多い1型が口腔性交(オーラルセックス)などで性器に感染することもあります。
発症のメカニズム
性器ヘルペスは、性行為中に単純ヘルペスウイルスが皮膚粘膜から入り込むことをきっかけに発症します。皮膚粘膜から入り込んだ単純ヘルペスウイルスは皮膚粘膜内で増殖して感染を引き起こすことによって、陰部を中心とした皮膚症状を起こします。感染から発症までの潜伏期間は、およそ2~10日程度です。
また、皮膚粘膜から入り込んだ単純ヘルペスウイルスは知覚神経からも取り込まれ、神経節内で増殖し、潜伏感染することが知られています。そのため一度皮膚症状が治った後も感染状態は続いており、体調を崩した際などに単純ヘルペスウイルスが再活性化し、再び何らかの皮膚粘膜症状を引き起こす可能性があります。
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