検査・診断
混合性結合組織病が疑われるときは次のような検査が行われます。
血液検査
この病気は“抗U1-RNP抗体”という自己抗体が産生されるようになることが特徴であるため、この抗体の有無を調べるために血液検査が必要になります。
また、この病気では筋肉の破壊や炎症、腎不全などさまざまな症状が生じるため全身の状態を把握するためにも血液検査が必要です。
画像検査
この病気は間質性肺炎や肺高血圧症などさまざまな合併症を起こすことがあるため、それらの発症が疑われる場合は、X線やCTなどによる画像検査を行う必要があります。
また、比較的頻度が高い合併症である肺高血圧症は心不全を引き起こすこともあるため、症状がない場合でも定期的に心臓超音波検査を行うことが推奨されています。
尿検査
全身性エリテマトーデスの症状がある場合は、腎機能に異常が生じている可能性があります。そのため、尿タンパクや尿潜血の有無を確認することを目的に尿検査を行うのが一般的です。
呼吸機能検査
強皮症の症状として間質性肺炎の発症が疑われる場合は肺の機能を調べる検査が必要になります。
医師の方へ
混合性結合組織病について
混合性結合組織病の概要、診断方針、治療方針をまとめて確認することができます。
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