症状
月経の数日前~月経後に下腹部が痛み、時に吐き気や貧血、頭痛、食欲不振、腰や脚の痛みなどを伴います。痛みは、月経の初めにピークとなり、2~3日後には治まることが多いとされています。締めつけるような痛みや鋭い痛みが生じることもあり、鈍い痛みが続くこともあります。初潮が早かった、生理が長い・重い、喫煙習慣があるなどが当てはまる場合には、症状が重くなる傾向があるといわれています。
生理痛の症状が強く日常生活に支障がある場合は、“月経困難症”と呼ばれます。適切な処方を受ければ症状を軽減できる可能性があり、また、生理痛の背景に別の病気が隠れている場合もありますので、症状が強い場合には婦人科などの医療機関を受診することが大切です。特に、普段と違う急な痛みや長く続く痛み、次第に悪化する痛み、月経以外の時期にも現れる痛み、触ると悪化する痛みなどが現れた場合には、放置せず早めに受診することが重要です。
医師の方へ
「生理痛」を登録すると、新着の情報をお知らせします