検査・診断
胸部X線検査やツベルクリン皮膚試験(結核菌から抽出した抗原を皮膚に注入し、その反応性を見る検査)、インターフェロンガンマ遊離試験(結核感染を評価するための血液検査)などが診断の手がかりとなります。
ツベルクリン皮膚試験とインターフェロンガンマ検査は、結核菌の感染を評価するスクリーニング(ふるい分け)検査として位置付けられます。特にインターフェロンガンマ検査は、一回の血液検査で結核菌への感染状況を感度よく判定できる簡便な検査です。
活動性の結核の診断には、実際に結核菌が体内に存在していることの確認が必須です。喀痰や胃液の中に結核菌が直接検出されたり、これらの検体を培養して結核菌が検出されたりすることで確定されます。
しかし、培養検査には時間がかかるため、施設によってはPCR法などの核酸増幅法(喀痰や胃液から直接結核菌の遺伝子を検出する方法)という検査を行うこともあります。
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