検査・診断
胞状奇胎が疑われるときは、以下のような検査が行われます。
(1)画像検査
胞状奇胎は絨毛細胞がブドウやイクラのように袋状に異常増殖して子宮内に充満していくのが特徴的な病気です。診断のためには超音波検査で子宮内の状態を調べる必要があります。
また、進行して絨毛がんに進行していることが疑われるような場合にはCTやMRIなどによる詳しい検査が必要です。
(2)血液検査
胞状奇胎では妊娠すると体内で産生されるようになる“hCG”というホルモンの過剰分泌が生じますので、診断の手がかりの1つとしてhCG値の測定を行うために血液検査が必要となります。また、貧血の有無や腎機能など全身の状態を把握するために血液検査を行うことがあります。
(3)病理検査
胞状奇胎の確定診断を下すには、子宮の内容物を採取して顕微鏡で詳しく観察する病理検査が必要です。
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