治療
胞状奇胎は、子宮内に増殖した異常な細胞を除去する手術によって治療が行われます。手術方法は流産や人工中絶手術と同じく子宮の内容物を除去します。
なお、胞状奇胎は上述したように絨毛がんに移行することもあるため、慎重な経過観察が必要です。通常は手術を行った約7日後に再び手術を行って完全に子宮の内容物を取り除きます。また、手術後も定期的にhCG値の測定などを行って絨毛がんへの移行の有無を確認するための経過観察が必要となり、半年以上の通院を要します。
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