症状
腰痛とは、医学的には肋骨の下あたりからお尻にかけての部位に1日以上持続する痛みがあることを指します。重要な点は、安静時に痛みが軽減されるかどうかです。
解離性大動脈瘤や転移性脊椎腫瘍では強い痛みをり、帯状疱疹では神経に沿ったピリピリした痛みを、安静にしていても感じます。一方で、椎体圧迫骨折や椎間板ヘルニアでは体を動かした時に痛みを生じますが、安静にすることで軽快します。
そのほか、原因として考えられる病気の特徴的な症状としては、化膿性椎間板炎や腎盂腎炎では高熱がみられます。椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症では下肢痛やしびれ、間欠跛行*、さらに筋力低下や排尿障害の症状を伴う場合はより重症なため、早期に専門的な知識を持つ医師に相談する必要があります。
*間欠跛行:一定の距離を歩くと足の痛みやしびれが生じ、休息を取ることでまた歩けるようになる症状
医師の方へ
「腰痛症」を登録すると、新着の情報をお知らせします