原因
膀胱がんの原因はまだはっきりと分かっていませんが、喫煙が大きなリスク因子になることは判明しており、男性の50%以上、女性の約30%は喫煙が原因と推測されています。また、喫煙者は非喫煙者と比べてがんの発生率が2~4倍ほど高くなるといわれています。
仕事で特定の化学薬品(ナフチルアミン、ベンジジン、アミノビフェニルなど)を取り扱う人も膀胱がんの発生率が高いことが知られています。そのほか、薬剤(シクロフォスファミド、フェナセチン含有鎮痛剤など)や、骨盤内臓器への放射線治療による膀胱への被ばくなどもリスク因子になると考えられています。