検査・診断
門脈圧亢進症では、血液検査や腹部超音波検査、CT、上部消化管内視鏡検査、門脈造影検査などが行われることになります。
血液検査では、脾機能亢進症による貧血・白血球減少・血小板減少の程度や、肝性脳症の可能性を示す高アンモニア血症、もっとも多い原因である肝硬変の程度を調べるため、肝機能などをチェックします。また、腹部超音波検査やCT検査を行うことで肝臓の形態や脾腫・腹水の有無、血管系の形態や血行動態の評価を行うことができます。
門脈圧造影検査はより侵襲性の高い検査にはなりますが、門脈圧を直接測定することができ、門脈系の血行動態評価も可能となります。上部消化管内視鏡検査では、胃食道静脈瘤の形態評価を行うことができます。出血がおこりやすそうな静脈瘤がある場合や出血を起こしているときには、治療介入を行うことも可能です。
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