ふうしん

風疹

同義語
三日ばしか
最終更新日:
2021年01月29日
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2021/01/29
更新しました
2017/04/25
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症状

風疹は、風疹ウイルスに感染してからおよそ2~3週間の潜伏期間を経たのちに病気を発症しますが、症状がないか、ごく軽いために感染したことに気付かないこともあります(不顕性感染といいます)。風疹の症状として、全身のだるさ、倦怠感(けんたいかん)、微熱、関節痛、首のリンパ節の腫れなどがあります。首のリンパ節の中でも、特に耳の後ろや後頭部にあるリンパ節が腫れることが特徴です。

また、経過中に皮膚に発疹(ほっしん)が出ることがあります。発疹は、数日から1週間の経過であとを残すことなく消えることがほとんどです。三日はしかと呼ばれることもある風疹は、発熱や発疹などをきたすはしか(麻疹)に似ていますが、麻疹に比べて症状は軽く経過します。

まれに子どもに重篤な合併症を呈することもあります。けいれんや意識状態の悪化をきたす脳炎や、血液の異常で出血をしやすくなることがあります。

風疹を考えるうえで、先天性風疹症候群はもっとも大きな問題です。子宮内の赤ちゃんがうまく成長できず、子宮内で赤ちゃんが亡くなることもあります。さらに、産まれてきた赤ちゃんに先天性心疾患白内障緑内障小頭症、脳炎、聴覚器の異常などがみられることもあります。こうしたことと関連して、哺乳障害、成長障害発達障害難聴、視力障害などがみられます。また生まれた後、何か月もウイルスを排出するので周りの赤ちゃんにうつさないように感染対策も必要になります。

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