治療
ウイルス性の髄膜炎では、多くの場合、対症療法が主体となります。発熱や頭痛に対しては解熱鎮痛剤が用いられ、経口摂取がうまくいかない場合には点滴が行われます。ヘルペスウイルスが原因の場合は、抗ウイルス薬が使用されます。
細菌性髄膜炎では、早期の治療が必要であり、年齢から想定される原因菌をカバーできるような抗生物質が点滴で投与されます。また、髄膜の炎症に伴う組織破壊を軽減するために、ステロイドが併用される場合もあります。
真菌や結核による髄膜炎が疑われる場合には、抗真菌薬や抗結核薬が使用されます。非感染性のものであれば、それぞれの原因に応じた治療が選択されます。
髄膜炎の経過中にけいれんを起こした場合には、抗けいれん薬が使用されます。こうした補助的な治療が必要になることもあります。
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