大阪府済生会吹田病院総長の岡上武先生は、72歳になる今も、NASHの研究・臨床の現場に立っておられます。
先生はこれまで、NASHの発症・進行にかかわる遺伝子、診断をより正確・簡便にするバイオマーカーを見つけてこられました。「最終的には治療薬を開発することが最大の目標」とおっしゃる岡上武先生に、今後の展望についてお伺いしました。
私は63歳の時に、当院の院長として赴任しました。周辺には多くの大病院が集積しており、決して存在感のある病院とはいえませんでした。そこで、NASHの臨床・研究に力を注ごうと決めました。「吹田から世界へ」という思いで日々の臨床、研究に当たっています。
その成果として、最近、単純な脂肪肝(NAFL)かNASHかどうかを簡易な血液検査によってより正確に鑑別できるバイオマーカーを開発しました。1泊2日の入院が必要な肝生検に比べ患者さんへの体の負担も軽くて済みます。
また、薬の開発も進んでいます。大日本住友製薬が導入したオベチコール酸®の治験も進んでおり、このほかにも札幌医大の新津洋司郎名誉教授が開発した有望な薬剤の治験も始まろうとしています。
私は2016年1月で72歳になりましたが、今なお研究と臨床の現場に立っています。「そのモチベーションは?」と問われれば「興味」です。興味がなくなれば明日にでもやめます。自分でNASHの発症・進行にかかわる遺伝子を明らかにし、診断をより正確・簡便にするバイオマーカーを見つけたいと思い、取り組んできました。幸いバイオマーカーも発見でき、NASHの臨床・研究で花が咲いたと思っています。
最終的には治療薬を開発することが目標です。現在それについて当院を拠点として治験が進んでいます。「吹田から世界へ」という志を持って、市中病院でも世界で戦えるのだということを職員、医師にも伝えたいと考えています。
モチベーションを持って仕事を続けるために大切にしていることは、自分の仕事に興味を持つことです。このほかに、日々疑問を持ち、そして疑問を解決するために努力するよう職員にも伝えています。
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脂肪肝について
以前より肝臓の数値が少し高く、脂肪肝など言われダイエット等をしていましたが、また最近太ってしまい、血液検査を2週間前にした所、AST33、ALT72、γ-GTP60、中性脂肪259と言う結果でした。 まず、病院の先生は177cm、90.5kgの私でしたので完全に脂肪肝だと言われました。 ただ、数値を見ても、ダイエットしたら大丈夫との事でした。 なので、ダイエットを始め、運動とバランスの良い食事に心がけ本日までに86.7kgまで落ちてます。 私が心配なのは、肝臓がんや、NASHなどになってないかすごく不安です。 ネットの情報を見たら余計に不安になりました。 ちなみにCRPは0.12mgでした。 また血小板数も23.6万でした。 心配しすぎでしょうか? ちゃんとダイエットすれば大丈夫でしょうか? よろしくお願いします。
γ-gtpが107の場合
献血した後に出る、血液検査結果でγ-gtpが107でした。ほかのGOTなどは基準値でした。 心当たりは主にビールですが、日本酒に換算しますと3合から3.5合位飲んでいたためと思います。言い訳ですが50歳ですが男の一人暮らしで、ストレス解消が酒になってしまったと思います。 両親はどちらも肝臓病で亡くしたので、この数値を見た時は、このままではまずいと思い、酒の量を約半分の1.5合程度にしましたが、これで徐々にでも回復出来るでしょうか?
脂肪肝炎。
脂肪肝炎と診断されたのですが、金銭的に余裕がなく、病院にいけていないのですが、肝臓の数値を下げる薬を飲まなくても大丈夫なのでしょうか?医者からは体重を減らすことが大事と言われたのですが薬を飲まなくても体重を減らしてからでも病院に行くのは遅くないでしょうか?
肝硬変の進行状態を知りたいのと その 治療法
5月20日頃からお腹が張って 26日に 病院に行ったら慢性肝炎から続く 肝硬変ではないか、と言われた。少し 黄疸もで出ていたので、6月3日に針を刺し腹水を抜いた。でも まだお腹の 下腹部に張っている感じが残っているのは どうしてでしょうか? 体形は痩せ型なので お腹が出ると すぐ目立つので よくわかります。 まだ おヘソから下の部分の張りは 残っています。押すと少し痛いです。 今は利尿剤とアミノ酸製剤を 飲んでいます。 後 食事療法です。 この場合 かなり肝硬変は進んでいるのでしょうか? もし進んでいたとして 肝機能を普通に、戻すこと または、進行を止めるのには どのような 方法があるのでしょうか?
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