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インタビュー

公開日 : 2017 年 03 月 08 日
更新日 : 2017 年 05 月 08 日

遺伝性乳がん・卵巣がんについて -【HBOC】その特徴と対応は?

HBOCという言葉をご存知でしょうか。近年、アメリカの女優、アンジェリーナ・ジョリーさんが健康である乳房を乳がん発症予防のために切除したことが話題となり、日本のメディアでも取り上げられましたので覚えている方もいらっしゃるかと思います。本記事では、今後知っておいて欲しい<HBOC>について、乳腺の病気に詳しい東京医科大学乳腺科学分野 海瀬博史先生にお話を伺いました。

※HBOC: Hereditary Breast and/or Ovarian Cancer Syndrome

HBOCとは

HBOCとは、ヒトの遺伝子の一部に異常が有り乳がんや卵巣がんを発症しやすい状況の事で「遺伝性乳がん卵巣がん症候群」と呼ばれます。HBOCの患者さんは染色体の一部に異常をきたしていて「BRCA1」もしくは「BRCA2」という遺伝子の変異を受け継いでいることがわかっています。この遺伝子変異によって、乳がん・卵巣がんを発症しやすい状況になっていると考えられています。

国内では、特定非営利活動法人日本 HBOC コンソーシアム にてとても解りやすい冊子「遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)をご理解いただくために(ver.3)」をホームページ上で公開しています。一番正しくかつわかりやすく伝えていると思いますので、HBOCを知りたい方は是非アクセスして情報を入手して下さい。

私の解説も大筋はこれに準じています。

HBOCの患者数

国立がん研究センターの報告によると、2016年1年間の乳がん罹患者数は約9万人、11人に1人が乳がんになると推測されており、そのうちHBOCである患者さんは3-5%(2,700~4,500人)と報告されています。

また、卵巣がんは1年に約1万人が罹患しており、そのうちHBOCである患者さんは10%(1,000人)と報告されています。

HBOCの患者の割合

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