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高血圧が心不全の原因になることも?血圧コントロールの重要性とは
私たちの体は、あらゆる臓器の正常な機能によって健康な状態が維持されています。なかでも心臓は全身に張り巡らされた血管とつながっており、体の隅々まで栄養や酸素を送る機能を持っています。心臓の機能が低...
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高血圧が心不全の原因になることも?血圧コントロールの重要性とは

公開日 2017 年 06 月 11 日 | 更新日 2018 年 01 月 29 日

高血圧が心不全の原因になることも?血圧コントロールの重要性とは
長谷部 直幸 先生

旭川医科大学 循環・呼吸・神経病態内科 教授

長谷部 直幸 先生

私たちの体は、あらゆる臓器の正常な機能によって健康な状態が維持されています。なかでも心臓は全身に張り巡らされた血管とつながっており、体の隅々まで栄養や酸素を送る機能を持っています。心臓の機能が低下すると、体にさまざまな症状が表れ、最悪の場合、心不全(心臓が十分機能しなくなり体に諸症状が生じた状態)となります。心不全を防ぐためには、血圧のコントロールが何よりも大切です。心不全と高血圧の関係、そして血圧コントロールの重要性について、旭川医科大学内科学講座教授の長谷部直幸先生にお話を伺いました。

心不全とは?

心臓の機能低下による体の状態心臓は、血液を送り出す左心系と、血液を受け取る右心系に機能が分かれている臓器で、体中の血管とつながり、血液を循環させるためのポンプ機能を持っています。心不全とは、このような心臓の機能が何らかの原因によって不十分となり、体にさまざまな症状が表れた状態です。

心臓の血液の流れ

心不全の主な症状

動悸、呼吸困難、疲れやすい、手足のむくみなどの症状が現れる

心不全の症状は多岐に渡ります。心不全の原因が左心室にある場合には血液を送り出す機能が低下し、右心室にある場合には血液を受け取る機能が低下します。その主な症状は、以下のように表れます。

左心室に心不全の原因がある場合

・血圧低下

・動悸

・だるい、疲れやすい

・呼吸困難、咳(呼吸器症状)

右心室に心不全の原因がある場合

・手足のむくみ

・肝腫大(肝臓の全体または一部が肥大した状態)

・胸水、腹水(胸部や腹部に水がたまった状態)

・頸静脈怒張(頸静脈が張っている状態)

加齢とともに心不全のリスクは高まる

生命維持に重要な役割を持つ心臓は、体内に血液を循環させるために、1日に10万回ほど拍動しています。これほどのペースで常に動き続けているため、加齢とともに心臓の機能は徐々に低下していきます。これは老化現象ですから避けることができません。誰もが心不全になる可能性があり、長生きすればするほど、必然的に心不全のリスクも高まるということです。

高血圧が心不全を引き起こす原因になる

心不全の主な原因は、高血圧・心筋症・心筋梗塞・不整脈などです。なかでも高血圧が進行すると動脈硬化のリスクが高まるため、とくに注意する必要があります。

血圧のコントロールはあらゆる病気予防の基本

血圧のコントロールは、あらゆる生活習慣病の予防につながり、心臓・血管を保護するために最も基本的かつ重要な対応策です。

血圧は日内リズムを刻んでいる

血圧は常に一定ではなく、自律神経の働きにより1日を通して変化しています。これを「血圧日内リズム」といいます。

通常、血圧は朝に最高値となり、昼から夜になるにつれて徐々に下降し、睡眠中に最低値となります(ディッパー型)。血圧が正常の方であればこのような日内リズムを保ちます。しかし何らかの理由で血圧に異常があると、一定のリズムをとるはずの夜間にも血圧が高いままの場合があります。これをノン・ディッパー型と呼びます。

高血圧は、脳・心臓・腎臓のあらゆる病気を引き起こす

ノン・ディッパー型の場合、本来血管や臓器を休ませるはずの睡眠中にも高血圧の状態が続きます。その結果、血管や臓器への負担が増加し、動脈硬化や臓器障害が起きるリスクが高まるのです。たとえば、不整脈の一種である心房細動(しんぼうさいどう)は、高血圧による心臓への負荷が一要因として引き起こされます。心房細動の治療で行われるカテーテルアブレーション(不整脈を焼き切る方法)は、対症療法的な役目を果たすだけであって根本的な解決にはなりません。あらゆる疾患のリスクを抑制するには、第一に血圧のコントロールが重要です。

高血圧を改善するには?

マグネシウムによって血圧を下げ、臓器の保護を行う

マグネシウムは、血圧を下げコントロールをするにあたり非常に重要な働きを持っています。マグネシウムの働きについては記事1(心疾患と深い関わりを持つ、マグネシウムの効果とはたらきとは)でお話しした通りです。

 

マグネシウム(長谷部 直幸 先生)の連載記事

旭川医科大学大学院卒業後、道内を中心に循環器病学の医師として勤めたのちに、米国ハーバード大学研究員として3年間にわたり研究を行う。帰国後、旭川医科大学第一内科助教授を経て、2007年より現職。生命に直結する循環・呼吸・神経・腎の領域を医師キャリア形成の柱として据え、「元気が出る教室」を目指して、後進の教育に力を注ぐ。趣味は、エレベーターを使わずに毎日を過ごすことである。

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