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公開日 : 2017 年 06 月 11 日
更新日 : 2017 年 06 月 12 日

高血圧が心不全の原因になることも?血圧コントロールの重要性とは

旭川医科大学 循環・呼吸・神経病態内科 教授
長谷部 直幸先生

私たちの体は、あらゆる臓器の正常な機能によって健康な状態が維持されています。なかでも心臓は全身に張り巡らされた血管とつながっており、体の隅々まで栄養や酸素を送る機能を持っています。心臓の機能が低下すると、体にさまざまな症状が表れ、最悪の場合、心不全(心臓が十分機能しなくなり体に諸症状が生じた状態)となります。心不全を防ぐためには、血圧のコントロールが何よりも大切です。心不全と高血圧の関係、そして血圧コントロールの重要性について、旭川医科大学内科学講座教授の長谷部直幸先生にお話を伺いました。

心不全とは?

心臓の機能低下による体の状態心臓は、血液を送り出す左心系と、血液を受け取る右心系に機能が分かれている臓器で、体中の血管とつながり、血液を循環させるためのポンプ機能を持っています。心不全とは、このような心臓の機能が何らかの原因によって不十分となり、体にさまざまな症状が表れた状態です。

心臓の血液の流れ

心不全の主な症状

動悸、呼吸困難、疲れやすい、手足のむくみなどの症状が現れる

心不全の症状は多岐に渡ります。心不全の原因が左心室にある場合には血液を送り出す機能が低下し、右心室にある場合には血液を受け取る機能が低下します。その主な症状は、以下のように表れます。

左心室に心不全の原因がある場合

・血圧低下

・動悸

・だるい、疲れやすい

・呼吸困難、咳(呼吸器症状)

右心室に心不全の原因がある場合

・手足のむくみ

・肝腫大(肝臓の全体または一部が肥大した状態)

・胸水、腹水(胸部や腹部に水がたまった状態)

・頸静脈怒張(頸静脈が張っている状態)

加齢とともに心不全のリスクは高まる

生命維持に重要な役割を持つ心臓は、体内に血液を循環させるために、1日に10万回ほど拍動しています。これほどのペースで常に動き続けているため、加齢とともに心臓の機能は徐々に低下していきます。これは老化現象ですから避けることができません。誰もが心不全になる可能性があり、長生きすればするほど、必然的に心不全のリスクも高まるということです。

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