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加齢黄斑変性の予防とセルフチェック―ものが歪んでみえたら注意!
記事1『加齢黄斑変性とはー症状・原因・治療法を専門医が解説』では加齢黄斑変性の原因や症状、疾患といった基礎情報についてお伝えしました。加齢黄斑変性は加齢が主な原因となり生じるため、ある程度年齢を...
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公開日 : 2017 年 09 月 19 日
更新日 : 2018 年 09 月 21 日

加齢黄斑変性の予防とセルフチェック―ものが歪んでみえたら注意!

目次

記事1『加齢黄斑変性とはー症状・原因・治療法を専門医が解説』では加齢黄斑変性の原因や症状、疾患といった基礎情報についてお伝えしました。加齢黄斑変性は加齢が主な原因となり生じるため、ある程度年齢を重ねれば誰にでも発症するリスクがあり、発症するとものが歪んでみえたり中心が暗くみえたりします。そして治療が遅れてしまうと視力低下や失明のおそれがあります。

では、誰にでも起こりうる加齢黄斑変性を予防する方法はあるのでしょうか。加齢黄斑変性の予防とセルフチェックについて、引き続き群馬県高崎市の高崎佐藤眼科 院長 佐藤 拓先生にお話をうかがいました。

加齢黄斑変性とは

加齢黄斑変性とは、加齢とともに視野や視力にかかわる黄斑という部分に障害が現れる疾患です。

加齢黄斑変性ではものが歪んでみえる(変視)、視野の中心が暗くみえる(中心暗点)という症状が主に現れます。老眼が起こる年代に発症することから、患者さんが老眼と判断してしまい受診の機会を逃してしまうことがありますが、老眼では変視や中心暗点は現れません。

加齢黄斑変性の患者の見え方

また、加齢黄斑変性は治療をせずに放置しておくと、ほとんどの患者さんが視力0.1以下となってしまいます。視力0.1以下の状態は「社会的失明」とも呼ばれ、日常生活が困難になる視力です。加齢黄斑変性による視力低下は、めがねやコンタクトレンズによる矯正では視力をあげることができません。

視力低下を防ぐため、これらの症状が現れた際にはすぐに眼科を受診していただきたいと思います。

加齢黄斑変性のリスク因子

喫煙

加齢黄斑変性はその名のとおり加齢が主な原因です。高齢化が進んでいることから患者さんは増加傾向にあります。しかし、加齢黄斑変性は加齢のほかにもリスク因子があります。

喫煙

喫煙は加齢黄斑変性の発症率に対する最大のリスク因子です。たばこのなかに含まれるニコチンが、加齢黄斑変性の原因となる新生血管の増殖を促進する物質の分泌を促します。特に喫煙歴が長く、喫煙本数が多い人ほど注意が必要です。

食生活の欧米化による高脂肪食             

高脂肪食や肥満もリスク因子となります。脂質の摂りすぎは体を酸化させ、体の老化を早めて新生血管の増殖しやすい体へと変化させます。

その他―長時間日光をあびる、遺伝など

そのほかには仕事などで長時間日光を浴びると加齢黄斑変性になりやすい、また一部の加齢黄斑変性においてその発症にかかわる遺伝子が発見されるなど、遺伝との関係が指摘されています。

これらの影響がまだどの程度なのかは明らかになっていませんが、加齢黄斑変性は歳を重ねれば誰にでも起こりうる疾患のため、早期からの注意が必要です。

 

 

加齢黄斑変性は、加齢によって網膜の中心部(黄斑)に障害が起きる眼疾患です。ものが歪んでみえる、中心が暗くみえるなどの症状が現れます。加齢に起因するものであるため、ある程度歳を重ねると誰にでも発症...

この記事の目次

  • 加齢黄斑変性とは

  • 欧米では中途失明要因第1位のメジャーな疾患

  • 加齢黄斑変性の原因とリスク因子

記事を読む

対象物がゆがむ、視界のコントラストが低下してものが薄くみえる。このような症状が片眼もしくは両眼に現れているときは、「加齢黄斑変性」の可能性があるため、速やかな眼科の受診が推奨されます。加齢黄斑変...

この記事の目次

  • 眼底検査で診断できることが多い

  • OCT(光干渉断層計)検査

  • 蛍光眼底造影検査

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連載記事

1996年群馬大学医学部卒業後、群馬大学眼科研修医、公立富岡総合病院につとめる。1998年より群馬大学眼科医員、同助手(現助教)、同講師をつとめた。その後2016 年からは眼科クリニック高崎佐藤眼科を開業し、加齢黄斑変性の診断・治療から、硝子体・白内障の手術、硝子体注射、眼科一般診療まで、大学病院で行っている診療を身近に、快適に、患者さんへ提供することをモットーに、患者さんとご家族と一緒に病気に対して向き合う「二人三脚の医療」を行うことで、信頼される眼科クリニックを目指している。

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