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レーザー治療後の炎症後色素沈着の治し方は?~しみが消えるまでの経過や、自分でできる対策とは~

レーザー治療後の炎症後色素沈着の治し方は?~しみが消えるまでの経過や、自分でできる対策とは~
宮田 成章 先生

みやた形成外科・皮ふクリニック 形成外科・皮膚科 院長

宮田 成章 先生

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炎症後色素沈着とは、皮膚が刺激されることで皮膚が炎症を起こし、一時的にしみが生じることをいいます。しかし、しみを消すために行われるレーザー治療によっても、一時的に炎症後色素沈着によるしみが生じることがあります。

レーザー治療は通常しみを消すために行う治療ですが、それによって新たなしみが生じてしまった場合には、どのように対処すればよいのでしょうか。本記事では、レーザー治療によって炎症後色素沈着が生じる仕組みや、炎症後色素沈着が生じた場合の対処方法について詳しく解説します。

炎症後色素沈着は、基本的ににきびや傷、虫刺されなどが原因で肌に炎症が起きた結果、メラニンを生成する細胞(メラサイト)が活性化することで、メラニンが現れてしみが生じます。

レーザー治療によって炎症後色素沈着が生じるのは、レーザーを照射した部分が一時的に軽いやけどのような状態になっているためです。このような軽いやけども色素沈着の原因となるとされています。さらに、レーザーによって肌は敏感な状態になっているため、レーザー治療後に紫外線などの刺激が加えられると炎症後色素沈着が生じる可能性があります。

ただし、いずれの炎症後色素沈着の場合も一時的に現れることが一般的で、多くは肌のターンオーバー*とともに自然に消えていきます。

*ターンオーバー:皮膚の表面が垢として剥がれ落ち、細胞が入れ替わること

通常の場合、レーザー治療後は蚊にさされたようなむくみが数時間生じた後、薄いかさぶたが生じます。このかさぶたは時間とともに自然に剥がれ、その後は薄いピンク色の皮膚が現れます。さらに、3か月~半年程度かけて徐々に正常な肌に戻っていきます。

しかし、炎症後色素沈着が生じる場合は、レーザー治療の施術から2~3週間経過すると現れるとされています。また、ときに治療前のシミよりも濃く炎症後色素沈着が生じることもあります。ただし、レーザー治療による炎症後色素沈着も、時間の経過とともに数か月~1年程度で自然に消えていくことが一般的です。

前述の通りレーザー治療後の炎症後色素沈着は時間とともに自然に消えていくことが一般的ですが、なかなか消えないときには担当医に相談するとよいでしょう。

病院では必要に応じて外用薬(塗り薬)による治療が検討されることもあります。治療薬にはハイドロキノンクリームやトレチノインクリームなどが使用され、これらの治療を継続していれば半年~1年程度でしみが目立たなくなるといわれています。なお、炎症後色素沈着が消えても患部のしみが目立つ場合には、再度レーザー治療を行う場合があります。

炎症後色素沈着は日に焼けると目立ちやすく消えにくくなるため、自身で紫外線対策を行うことが大切です。かさぶたが剥がれてから3か月~半年程度は紫外線対策や患部の遮光を徹底しましょう。

レーザー治療後、2〜3週経過してしみの色調が戻ってきた場合には炎症後色素沈着である可能性が考えられます。炎症後色素沈着は一時的なもので、時間の経過とともに消えていくことが一般的ですが、なかなか消えないときには担当医に相談し、外用薬を処方してもらうことも検討しましょう。

また、治療後の皮膚はデリケートなので、日に焼けるとしみが目立ちやすくなったり、消えにくくなったりすることがあります。日焼け止めクリームを塗るなどの紫外線対策を徹底しましょう。不安なこと、気になることがあれば担当医に相談しましょう。

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