検査・診断
アトピー性皮膚炎の診断は、かゆみ、特徴的な湿疹の分布、慢性的に繰り返す経過の3つの条件に基づいて行われます。また、ほかの皮膚の病気ではないことを確認することも重要です。
診断基準
日本皮膚科学会の基準では、以下の3つの条件を満たした場合にアトピー性皮膚炎と診断されます。
- かゆみがあること
- 特徴的な湿疹が現れていること
- 改善と悪化を慢性的に繰り返していること(乳児では2か月以上、それ以降は6か月以上)
また、あせも(汗疹)やおむつかぶれ(おむつ皮膚炎)など、似たような症状の別の病気を除外するため、医師が問診や視診などによって鑑別診断を行います。
皮膚の炎症を調べる検査
診断の補助や治療の効果を確認するための客観的な指標として、血液検査が行われることがあります。血液中のTARCやSCCA2という値を測ることで、目に見えない皮膚の炎症の強さ(重症度)を評価することができます。
アレルギー検査
アトピー性皮膚炎では、体内のIgE抗体という物質が増加することが多いため、血液中のIgE値を検査することもあります。また、血液検査や皮膚テストによってダニや花粉などとの反応のしやすさを調べることもあります。ただし、数値が高い(陽性)アレルゲンが必ずしも症状の悪化要因になっているとは限りません。
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