症状
お酒を短時間で大量に飲んだ直後に現れる意識障害や呼吸障害などの急性中毒症状、恒常的に大量の飲酒をすることで身体の様々な臓器に現れる慢性的な症状の2つがあげられます。
中毒症状は、血中アルコール濃度によって異なります。個人差はありますが、低めの濃度では、軽い眠気や判断力の低下など、中等度ではろれつが回らない、記憶があやふやになるなどの酩酊状態、そして重度では病的な意識障害や意識消失、呼吸抑制などがあり、最悪の場合には死亡することもあります。
慢性的な症状には、栄養不足に伴ってビタミンB1欠乏症に続く意識障害(ウェルニッケ脳症)や、肝臓の障害によるアルコール性肝炎および肝硬変によって意識障害や吐血および痔の悪化など、さらには膵臓の障害による慢性膵炎を引き起こし腹痛や体重減少などがみられます。
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