あるこーるちゅうどく

アルコール中毒

最終更新日:
2025年03月04日
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2025/03/04
更新しました
2020/08/31
更新しました
2017/04/25
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症状

アルコール中毒には、多量のお酒を短時間で飲んだ直後に現れる急性中毒症状と、アルコール使用障害に伴い体のさまざまな臓器に障害が現れる慢性中毒症状の2つがあります。

急性中毒症状(急性アルコール中毒)

急性アルコール中毒の症状は血中アルコール濃度によって異なります。症状は個人差も関係しますが、血中アルコール濃度が高くなるとろれつが回らない、記憶があやふやになるなどの状態がみられます。

重症例では意識レベルの低下や呼吸状態が悪くなるなど危険な状態に陥り、最悪の場合、命に関わる可能性もあります。また、吐物を喉に詰まらせて窒息する例もあります。

慢性中毒症状(アルコール使用障害)

アルコール使用障害では、通常の日常生活に支障をきたすほど飲酒願望が強くなる“精神依存”と、アルコールが切れると手指の震えなどが現れる“身体依存”の大きく2つがみられます。精神依存や身体依存になっていなくても、日常生活に支障をきたすような多量の飲酒をする場合にはアルコール使用障害に分類されます。また、長期にわたる多量の飲酒によって肝臓が障害され、アルコール性肝炎やアルコール性肝繊維症、肝硬変という病気になることがあります。

アルコール使用障害の方は、食事を十分にとらない傾向があるため栄養不足に陥りやすいうえに、アルコールによってビタミンB1の吸収機能が低下するため、ビタミンB1が不足しやすいことが分かっています。慢性的なビタミンB1欠乏症がみられる場合はウェルニッケ脳症を発症することがあります。ウェルニッケ脳症になると、意識障害や運動失調(歩行時にふらつくなど)、眼球運動障害(眼球が揺れるなど)がみられます。

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