はんとしょうこうぐん

ハント症候群

俗称/その他
ラムゼイハント症候群

原因

ハント症候群は、水痘帯状疱疹ルスの再活性化によって引き起こされる病気です。このウイルスは、一般的に子どものころにかかる水痘の原因ウイルスとして知られています。

水痘から回復した後も、ウイルスの一部は体内に潜伏し続けます。主に顔面神経や脊髄(せきずい)神経、坐骨神経などの全身の神経組織に潜み、通常は無害な状態で存在しています。しかし、特定の条件下でこのウイルスが再び活性化することがあります。

ウイルスの再活性化を引き起こす主な要因としては、以下のようなものがあります。

  • 加齢による免疫機能の低下
  • 過度の疲労やストレス
  • がんや重度の感染症
  • 抗がん薬や免疫抑制薬などの使用

これらの要因により体の免疫機能が低下すると、潜伏していたウイルスが再活性化する可能性が高まります。顔面神経に潜伏していたウイルスが活性化すると、神経に炎症が生じ、顔面神経麻痺を引き起こします。

なお、ハント症候群はウイルスの再活性化によって起こるものであり、他人に感染することはありません。

最終更新日:
2025年05月15日
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2025/05/15
更新しました
2017/04/25
掲載しました。

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