ていけっとうしょう

低血糖症

別名
低血糖
最終更新日:
2021年03月29日
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2021/03/29
更新しました
2017/04/25
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原因

低血糖の原因は、大きく分けて3つあります。

栄養摂取不足

摂食障害や消化管の吸収障害、またはアルコール中毒などで食事摂取量が不十分であると、血糖値が低くなることがあります。

血糖降下薬による有害事象

糖尿病の治療で処方される薬剤には血糖値を下げる作用があるため、薬の効き方や食事の取り方によっては過剰に血糖値が低下してしまうことがあります。また治療のために用いるインスリンによっても、過度に血糖値が低下してしまうことがあります。

内分泌系の異常や肝臓の異常

血糖値調節の仕組み

もともと体内には血糖値を維持するためのホルモンや仕組みが備わっていて、血糖値を下げるインスリンは臓の細胞から、また血糖値を上げるホルモンは膵臓(すいぞう)や下垂体、副腎などから分泌されています。血糖値が70 mg/dl以下になると、血糖値を上げるホルモンが分泌され、そのホルモンの作用により、主に肝臓の細胞に蓄えられているグリコーゲンが分解されて血糖値を上げます。グリコーゲンはグルコース(糖)がたくさんつながってできた物質です。

内分泌系や肝臓に異常がある場合

上記の仕組みに異常が生じると、低血糖が引き起こされます。たとえば、インスリンをつくる膵臓の細胞が腫瘍化(しゅようか)してしまうと(インスリノーマ)、過剰にインスリンが分泌されてしまい低血糖に陥ります。

また、肝硬変などのように肝臓の細胞が正常に働かなくなると、血糖値を上げるホルモンの値が高くなっても肝臓はうまく反応できず、血糖値を上げられなくなり低血糖を起こすことがあります。

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