検査・診断
全身性エリテマトーデスの診断には、症状の確認に加えて血液検査が必須です。全身性エリテマトーデスでは、白血球や血小板の減少、貧血が認められるほか、ほぼ全ての患者で抗核抗体が陽性となります。全身性エリテマトーデスが疑われる場合には、抗DNA抗体、抗Sm抗体、抗リン脂質抗体など、特徴的な自己抗体の有無も確認します。
さらに、診断や重症度の評価のために尿検査、画像検査を行うほか、場合によっては病理検査や腰椎穿刺検査で、心膜炎などの心臓、腎臓、関節炎、胸膜炎、消化器、中枢神経など各臓器の障害の程度を調べます。多くの場合は入院が必要となります。
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