症状
化膿性無菌性関節炎・壊疽性膿皮症・アクネ症候群は、その病名が示唆する通り、「化膿性無菌性関節炎」、「壊疽性膿皮症」、「アクネ」が主要な症状になります。これら症状は、それぞれの順に年齢を経て認めるようになります。
3歳頃になると、外傷などをきっかけとして関節炎を生じるようになります。関節の炎症を繰り返すと、徐々に関節が変形を来すことになります。 10歳頃になると壊疽性膿皮症を併発するようになります。
壊疽性膿皮症は下肢を中心にみられることが多く、幅広い皮膚潰瘍(周囲の皮膚と比べると盛り上がって見える傾向が強いです)を形成するようになります。さらにアクネを認めるようになり、無治療だと瘢痕形成を来すこともあります。
そのほかの生じうる合併症としては、各種血液疾患(溶血性貧血や脾腫など)、炎症性疾患(炎症性腸疾患やぶどう膜炎など)、糸球体腎炎、糖尿病などを挙げることができます。
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