原因
咽喉頭異常感症ははっきりとした原因が分からないことも多いですが、大きくは局所的要因、全身的要因、精神的要因の3つに分けられます。
8割は局所的要因といわれ、中でも胃食道逆流症(GERD)がもっとも多く、次いで喉頭アレルギー、甲状腺疾患、頚椎疾患などが挙げられます。胃食道逆流症(GERD)や不安症状により咽頭が乾いたり、頻繁な嚥下(飲み込むこと)をしたりすることで“輪状咽頭筋”と呼ばれる筋肉の圧力上昇や、咽頭の異常な動きがみられることがあるという研究結果があります。
全身的要因としては鉄欠乏貧血、重症筋無力症、大動脈瘤、唾液分泌低下による口腔乾燥などが挙げられます。
精神的要因では、うつ病や心身症、神経症があります。患者によってはストレスや悲嘆などの特定の気分が咽喉頭異常感症を誘発する可能性があると考えられています。
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