しんきんこうそく

心筋梗塞

同義語
急性心筋梗塞
最終更新日:
2020年08月26日
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2020/08/26
更新しました
2017/04/25
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治療

心筋梗塞と診断された場合には次のような治療が行われます。

薬物療法

心筋梗塞を強く疑う症状が見られる場合や心筋梗塞と診断された場合は、できるだけ早急に冠動脈を広げる作用のある硝酸剤(しょうさんざい)、さらなる血栓の形成を防ぐための抗血小板薬の投与が行われます。また、痛みや呼吸苦を和らげて心臓の負担を軽減するため、酸素や医療用麻薬(モルヒネ塩酸塩水和物)の投与を実施するケースも少なくありません。

再灌流療法 

心筋梗塞発症からの時間が大切であり、12時間以内であれば、基本は再灌流(さいかんりゅう)療法が第一選択になります。

再灌流療法は2つあり、カテーテルによるものと薬によるものがあります。基本は、カテーテルによる治療が選ばれますが、ケースにより薬物により試みることもあります。カテーテルによる治療は通常のカテーテル治療と一緒です。薬物による治療では、血栓を溶かす薬を点滴もしくは、直接冠動脈にカテーテルで注入する血栓溶解療法を行います。

カテーテル治療

冠動脈内まで至らせたカテーテルを用いて、閉塞している部位を“バルーン(風船)”で膨らませて拡張し、血管の広がりを維持する効果のある“ステント(網目状の筒)”を挿入する治療を行います。再灌流療法といわれている方法で、発症から12時間以内に血流が回復することが大切だといわれています。

約9割のケースはこのような“経皮的冠動脈形成術”を行えば、冠動脈の血流が回復するとされていますが、時間が経過すると再び狭窄(きょうさく)や閉塞を引き起こすリスクもあるのがデメリットの1つです。

手術

カテーテル治療が困難な場合には、脚や腕、胃などから採取した血管で閉塞した冠動脈に迂回路を作る“バイパス手術”が行われます。

緊急性を問われる冠動脈治療のおいては、選択されることは少ないです。合併症(心臓破裂など)のときに行うことがあります。

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