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心筋梗塞の治療―カテーテルからリハビリテーションまで
心筋梗塞の治療は時間との勝負であり、発作からどの程度時間が経っているかによって治療法が異なります。第一選択はカテーテル治療(以下PCI)で、心筋梗塞の発症後12時間以内に来院された場合は基本的に...
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公開日 : 2019 年 02 月 04 日
更新日 : 2019 年 02 月 04 日

心筋梗塞の治療―カテーテルからリハビリテーションまで

目次

心筋梗塞の治療は時間との勝負であり、発作からどの程度時間が経っているかによって治療法が異なります。第一選択はカテーテル治療(以下PCI)で、心筋梗塞の発症後12時間以内に来院された場合は基本的にPCIが適応になります。また、カテーテル治療後は心臓リハビリテーションをじっくりと時間をかけて行い、再発予防に努めることも大切です。心筋梗塞の治療の流れについて、心臓に対するカテーテル治療を積極的に行う札幌心臓血管クリニック理事長の藤田勉先生にお話しいただきます。

心筋梗塞の治療はどのように決定される?

PCI

心筋梗塞の治療の第一選択肢は、再灌流療法(閉塞した冠動脈を再開通させ血流を回復させる治療法)です。再灌流療法にはカテーテル治療であるPCI(percutaneous coronary intervention:経皮的冠動脈形成術)や血栓融解療法などがありますが、心筋梗塞の発症後12時間以内であれば基本的にはPCIを適応します。6時間以内に治療を実施できた場合はより理想的です。しかし、発症から24時間以上が経過し症状も治まらない場合はPCIが適応できません。PCIを行えない患者さんに対しては、血栓融解療法が検討されます。

血栓融解療法

血栓融解療法とは、点滴や静脈注射で薬物を投与し血栓を溶かす治療法です。カテーテル治療のための設備が整っていない施設でも実施できますが、致死的不整脈や再閉塞のリスクがあることから、原則的にカテーテル治療が困難な場合の処置として考えられています。

エキシマレーザーを用いた心筋梗塞の治療の方法

心筋梗塞に対する治療の基本的な考えは、血栓を除去して拡張させ、心筋が壊死している時間を短くすることです。札幌心臓血管クリニックでは、血栓が冠動脈を塞いでいるタイプの心筋梗塞に対して素早く血栓を除去するために、エキシマレーザーを使用することがあります。

エキシマレーザーは、特殊なレーザーを発する機能を持っています。エキシマレーザーを血栓の形成される組織に照射すると、血栓が焼かれ、やがて蒸散されます。このようなメカニズムで、血栓を取り除くことができます。

エキシマレーザーで血栓を取り除いた後は、狭心症に対するPCIと同様の処置を行います。

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旭川医科大学医学部を卒業後、国立循環器病センターや札幌東徳洲会病院で長年、冠動脈疾患におけるカテーテル治療に携わる。2008年に札幌心臓血管クリニックを開業し、「患者さんに負担をかけない、断らない医療」を掲げ、北海道全域から患者さんを受け入れている。若手医師の教育にも力を注いでおり、カテーテル技術・研究の両側面で独自の支援体制を強化し、後進を導く。

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