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心筋梗塞の予防には規則正しい生活と心臓の検診が大事

心筋梗塞の予防には規則正しい生活と心臓の検診が大事
藤田 勉 先生

医療法人 札幌ハートセンター 理事長 最高経営責任者(CEO)

藤田 勉 先生

目次
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心筋梗塞を予防するためには、高血圧や糖尿病、脂質異常症といった生活習慣病を予防し、血管の状態を良好に保つことが求められます。食生活を見直し、規則正しい生活を送ることを心がけると共に、家族歴のある方、50歳以上の方、喫煙者は心筋梗塞発症のリスクが高いとされるため、心筋梗塞の症状や自分の心臓の状態についてあらかじめ知っておくことも大事です。札幌心臓血管クリニック理事長の藤田勉先生は、突然の心筋梗塞の予防には検診が特に重要とおっしゃいます。心筋梗塞の予防について藤田勉先生にお話しいただきました。

心筋梗塞の予防―食生活を中心に規則正しく

食生活の基本は「制限」

心筋梗塞は肥満、喫煙、生活習慣病などが要因となって発症するため、規則正しい生活を心がけることで、心筋梗塞発症のリスクを下げることができます。

食生活は制限(食べ過ぎないこと)が基本です。特定の食品だけを食べれば心筋梗塞を予防できるわけではありません。また、内臓脂肪を減らす効能をうたったサプリメントが市販されていますが、その効果は医学的に証明されていないので、推奨されません。医師に処方された薬を常用している方は、サプリメントと処方薬の飲み合わせが悪いと重篤な副作用を生じる可能性もあるので注意が必要です。

早期発見が大切!おかしいと思ったらすぐに病院へ

前記事でご説明した通り、心筋梗塞の治療は時間との勝負であり、早期発見・早期治療できたほど回復も早いです。胸に圧迫感や痛みなどの症状があり、少しでもおかしいと思った場合は、直ちに病院を受診してください。

症状が起こる前から対策を。心臓検診の重要性

「心筋梗塞に前兆はあるのか?心筋梗塞の原因や症状について解説」でご説明した通り、心筋梗塞の前兆は全ての方に起こるわけではありません。突然心筋梗塞を発症し、発見が遅れると命に危険が及ぶ恐れがあります。

こうした危険性のある中で心筋梗塞を予防するためには、胸痛や発作症状が起こる前からご自身の心臓の状態を知っておくことが大事だと考えています。

特に家族歴(身の回りの家族や親戚に心臓病にかかった人がいる)のある方、生活習慣病をお持ちの方、50歳以上の方、過去にメタボリックシンドロームの診断を受けた方、喫煙者には心臓の検診を受けていただくことを推奨します。

「狭心症の検査―カテーテルを使わない心臓の調べ方」でご紹介した通り、札幌心臓血管クリニックでは健康な方を対象にした心血管ドックを実施しています*。心血管ドックは心臓専用の人間ドックで、当院の場合は問診や採血、心電図検査、動脈硬化検査、頸動脈・腎動脈・心臓エコー、CT検査などを行います。

CT検査では256列マルチスライスCTを用いることで、10秒息を止めていただく間に、動いている心臓や冠動脈の状態を詳しく調べることができます。

【札幌心臓血管クリニックにおける心血管ドックの流れ】

  1. 問診・診察
  2. 身長測定
  3. 血圧測定
  4. 採血
  5. 心電図
  6. 動脈硬化検査
  7. 頸動脈・腎動脈・心臓超音波検査
  8. 256列マルチスライスCT(造影剤あり)

料金:10,500円(2018年11月時点)

検査所要時間:4時間~半日程度(急患対応などにより変動の可能性あり)

当日結果説明。後日自宅へ検査結果報告書を郵送。

CT検査の際に造影剤を使用します。

造影剤を使用して体調が悪くなった方、腎臓病の方、妊娠中または妊娠の可能性がある方、糖尿病の処方薬を服用している方、気管支喘息・アレルギー体質・甲状腺機能亢進症と診断されたことのある方は検査を受けられないことがあります。