【編集部記事】

クリップする
URLを入力して
記事をクリップしましょう
指定された URL のページが見つかりません
S664x430 0607bf06 2bc2 4697 a29f 5476574a73bf
血液検査の項目「CK(CPK)」で何がわかるか
健康診断や病院での血液検査で「CK(CPK)」に異常値があった場合、どのようなことを考えたらよいのでしょうか。ここでは「CK(CPK)」が何を表しているのか、どのようなときに増加するのか、異常値...
クリップに失敗しました
クリップ とは
記事にコメントをつけて保存することが出来ます。検索機能であとで検索しやすいキーワードをつけたり、読み返し用のメモを入れておくと便利です。
また、記事を読んで疑問に思ったこと、わからないことなどをコメントに書き、「医療チームのコメントを許可する」を選んで頂いた場合は、医師や看護師が解説をメールにてお送りする場合があります。
※ クリップ内容は外部に公開されません

血液検査の項目「CK(CPK)」で何がわかるか

公開日 2016 年 01 月 15 日 | 更新日 2018 年 05 月 29 日

血液検査の項目「CK(CPK)」で何がわかるか
メディカルノート編集部 [医師監修]

メディカルノート編集部 [医師監修]

健康診断や病院での血液検査で「CK(CPK)」に異常値があった場合、どのようなことを考えたらよいのでしょうか。

ここでは「CK(CPK)」が何を表しているのか、どのようなときに増加するのか、異常値があった場合どのような検査が追加されるのかについてをご説明します。

「CK(CPK)」とは?

「CK(CPK)」とは酵素の一種で、筋肉細胞に最も多く含まれています。「CK(CPK)」はさらに3種類のアイソザイムと呼ばれる分子構造などが異なる酵素群に分類されます。このうちCK-BBは脳や脊髄、CK-MBは心臓、CK-MMは骨格筋に多いという特徴があります。

血液中の「CK(CPK)」のほとんどはCK-MMです。「CK(CPK)」が増加している場合には、このアイソザイムを調べることで、どの部分から多く「CK(CPK)」が放出されているかを推測することができます。

血液検査を行う前4日間にハードな運動、もしくは筋肉注射を行うと「CK(CPK)」は増加してしまうため注意が必要です。また採血の時になかなか血が採れず時間がかかった場合や、採血後の検体の保存が適切でない場合にも高い数値が出ることがありますが、「CK(CPK)」は食事による影響を受けることはありません。

「CK(CPK)」の数値は筋肉量に比例するため、男性の方が女性よりも高くなる傾向があります。 測定方法は数種類あり、それぞれ基準値が異なります。そのために複数の病院で検査を行った場合には、それぞれの結果を比較できないこともあります。

「CK(CPK)」が異常値の場合、どんな病気の可能性がある?

「CK(CPK)」が大きく増加している場合、最も考えられるのは横紋筋融解症です。過度な運動、過度の飲酒、ウイルスや細菌による感染症、低カリウム血症や低リン血症、薬剤の副作用が原因として考えられます。その他、実にさまざまな原因が考えられるので、病歴から検討がつかない場合などは、どのアイソザイムが増加しているかを調べます。アイソザイムが増加することで考えられる病気は以下の通りです。

〇CK-BB

脳外傷、脳梗塞、急性脳症などの脳の病気が考えられます。

〇CK-MB

心筋梗塞、心筋炎といった心臓の病気で増加する傾向があります。こちらは心筋梗塞を疑う際には、速やかに計測、診断と治療につなげることに使われます。

〇CM-MM

横紋筋融解症、多発性筋炎、進行性筋ジストロフィー症、筋委縮症、けいれん直後などに増加することが多いです。

ほかにも甲状腺機能低下症も筋細胞に影響を与えるため、CK-MMが増加する傾向があります。

逆に「CK(CPK)」が低くなる病気には、甲状腺機能亢進症や筋肉量が減るような長期臥床が考えられます。

CKが異常値であった場合、どのような検査が追加されるか

「CK(CPK)」が高いのに特にこれといった症状などがない場合には、まずアイソザイムを測定します。測定の結果「CK(CPK)」の異常値が確認されると、それぞれの状態に合わせた検査追加して行います。

〇CK-BB

脳の病気を考えて、頭部CTやMRIを行います。場合によっては、脳を保護している脳脊髄液を採取するため、腰のあたりの脊椎に針を刺す検査を行うこともあります。

〇CK-MB

心臓の病気の可能性を考え、まずは低侵襲である心電図や心臓超音波検査を行います。

狭心症や心筋梗塞など、心臓を栄養する血管である冠動脈の病気が考えられる場合には、心臓カテーテル検査を追加して行います。

〇CM-MM

筋肉の病気が疑われるため、筋電図検査や筋肉の組織を一部採取する筋生検と呼ばれる検査などが行われます。しかしCM‐MMの上昇の原因がわからない場合には、甲状腺の検査を行いますが、これは血液検査で診断が可能です。

【看護師、看護学生の方に】看護師としてのキャリアアップを実現/将来的な看護師としての復職を目指すために

【薬剤師、薬学生の方に】薬剤師としての仕事の幅を広げるための「病院薬剤師教育」の取り組みについて

「メディカルノート編集部」の記事も、医師監修のもと提供させていただいております。