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きゅうせいさんざいせいのうせきずいえん

急性散在性脳脊髄炎

原因

中枢神経を構成する脳や脊髄には、白質と呼ばれる部位が存在します。白質には、神経細胞の情報伝達に重要な神経線維が集合しています。情報伝達は電気信号をもとにしてなされており、より効率的に行うには、神経線維の周りを覆う「髄鞘(ずいしょう)」と呼ばれる部位が重要となります。しかし、ワクチン接種やウイルス感染などをきっかけにして、自分自身の免疫細胞が誤って髄鞘を破壊することがあります。髄鞘が破壊されると電気活動が非効率的になり、さまざまな神経症状を呈するようになります。これが急性散在性脳脊髄炎です。

多くの場合、上気道などへのウイルス感染をきっかけとして発症します。具体的に原因となりうるウイルスとしては、インフルエンザウイルス、麻疹ウイルス、ムンプスウイルス、風疹ウイルス、水痘帯状疱疹ウイルス、EVウイルス、サイトメガロウイルス、単純ヘルペスウイルスなどがあります。

また、ワクチン接種を原因として引き起こされることもあります。特に、インフルエンザワクチン、B型肝炎ワクチン、日本脳炎ワクチン、オウ熱ワクチンとの関連性が指摘されています。しかしながら、ワクチン接種による急性散在性脳脊髄炎の発症リスクは1000万回に1〜3.5人程度と決して高くはありません。そのため、それを理由にしてワクチン接種をしないというのは避けるべきであるとされています。

最終更新日:
2017年04月25日
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2017/04/25
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