まんせいちゅうじえん

慢性中耳炎

検査・診断

まずは、詳しい問診を行い、難聴や耳漏の有無やその程度、耳鳴りやめまいの有無、さらに幼少期の中耳炎の既往などを確認します。次に、手術用顕微鏡や内視鏡を使って鼓膜を観察します。鼓膜に穿孔がある場合は、その場所や大きさ、耳漏の有無、さらに周囲の鼓膜が薄くなっていないか、硬くなっていないか、陥凹や癒着がないかなどを詳しく調べます。耳漏がある場合には、細菌検査(培養)を行い、原因となる菌を特定します。

また、純音聴力検査で聴力の程度を調べ、伝音難聴なのか、感音難聴へ進行していないのかを評価します。耳小骨の状態を確認するためには、パッチテスト(特殊な紙で鼓膜の穴を一時的にふさぐ検査)を行い、耳小骨の機能を確認します。

さらに、炎症の広がりや真珠腫(皮膚の塊)の有無を調べるために、側頭骨のCT検査を行うことがあります。これにより、耳の奥の状態を詳しく把握することができます。

最終更新日:
2025年09月02日
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2025/09/02
更新しました
2017/04/25
掲載しました。

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