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インタビュー

公開日 : 2016 年 03 月 17 日
更新日 : 2017 年 05 月 08 日

耳の手術における最新の話題

兵庫医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科 主任教授
阪上 雅史先生

耳の手術はより体への負担が少なく、より術後の経過がよい新たな方法が開発されています。兵庫医科大学病院副院長で耳鼻咽喉科・頭頸部外科学教室主任教授の阪上雅史先生に耳の手術における最新の話題として、内視鏡を使った鼓室形成術・アブミ骨手術でのレーザー使用・骨導補聴器(BAHA)の埋め込み術についてお聞きしました。

内視鏡を使った鼓室形成術

従来の鼓室形成術は、耳の後ろを切開して骨をドリルで削って広げ、顕微鏡を用いて手術をする方法が一般的でした。近年は顕微鏡を使った手術に代わって、内視鏡による手術が増えつつあります。耳の穴に内視鏡を入れて手術をするため、体を傷つけることがより少なく、広い視野で手術できることが特長です。単純な慢性中耳炎や初期の真珠腫が適応です。

アブミ骨手術のレーザー使用

耳硬化症に対して行われるアブミ骨手術の際、従来はアブミ骨上部構造をドリルなどの道具を使って切除していました。手術中に振動が伝わり、アブミ骨が転倒する場合があります。レーザーを使用することで手術時の衝撃が抑えられ、合併症のリスクも減ることになります。当院では5年ほど前から取り組み始め、現在はすべてのアブミ骨手術でレーザーを使用しています。年間20~30例実施しており、西日本では一番多い実績を持っています。

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