まんせいしんふぜん

慢性心不全

最終更新日:
2021年05月12日
Icon close
2021/05/12
更新しました
2017/04/25
掲載しました。
この病気の情報を受け取るこの病気は登録中です

処理が完了できませんでした。時間を空けて再度お試しください

医師の方へ

治療

慢性心不全と診断された場合は、第一に原因となっている病気の治療を行います。そのうえで、慢性心不全の症状を改善するには病状に合わせて次のような治療が行われます。

薬物療法

慢性心不全で症状があり、心臓超音波検査で左室駆出率(心臓の収縮機能を示す値)が40%未満の場合には以下のような薬物療法を行うことが推奨されています。

  • 体内の余分な水分を取り除くことで心臓への負担を軽減する利尿薬
  • 慢性心不全で増悪因子となっているレニン・アンジオテンシン・アルドステロン系(RAAS)ホルモンの作用を阻害するRAAS阻害薬やミネラルコルチコイド受容体拮抗薬
  • 長期的に心臓を保護する作用があるとされるβ遮断薬
  • 心臓のはたらきを補助するとされているジギタリス

一方で、心臓超音波検査で左室駆出率が40%以上の場合は、症状を軽減する目的での利尿剤以外は有効な薬物療法がいまだ明確に決められていない状況です。

酸素療法

重度な心不全では肺に水がたまることなどによって十分な呼吸ができなくなり、さらに心臓のポンプ機能の低下に伴って全身に十分な酸素が行き渡らなくなります。そのため、酸素を補うために酸素吸入治療が必要になるケースも少なくありません。

非薬物療法

標準的な薬物療法でも十分な治療効果が得られない場合は、両心室ペーシング植え込みや致死性不整脈に対し植え込み型除細動器、さらには補助人工心臓から心臓移植を検討する必要があります。また、心臓リハビリテーションは早期から積極的な導入が推奨されています。

実績のある医師

周辺で慢性心不全の実績がある医師

北里大学北里研究所病院 循環器内科部長

とうじょう たいき
東條先生の医療記事

1

内科、リウマチ科、外科、精神科、呼吸器外科、消化器外科、腎臓内科、整形外科、形成外科、美容外科、皮膚科、泌尿器科、婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、リハビリテーション科、放射線科、麻酔科、乳腺外科、呼吸器内科、循環器内科、消化器内科、内分泌内科、代謝内科、膠原病内科、脳神経内科、血管外科、病理診断科

東京都港区白金5丁目9-1

東京メトロ日比谷線「広尾」1・2番出口 徒歩10分、東京メトロ南北線「白金高輪」3番出口 徒歩13分

東京科学大学 大学院医歯学総合研究科 医歯学系専攻 器官システム制御学講座 循環制御内科学 准教授

まえじま やすひろ

内科、血液内科、膠原病・リウマチ内科、外科、心療内科、精神科、神経内科、脳神経外科、呼吸器外科、消化器外科、腎臓内科、心臓血管外科、小児科、小児外科、整形外科、形成外科、美容外科、皮膚科、泌尿器科、肛門科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、リハビリテーション科、放射線科、麻酔科、乳腺外科、呼吸器内科、循環器内科、消化器内科

東京都文京区湯島1丁目5-45

JR中央・総武線「御茶ノ水」東京メトロ丸ノ内線も利用可能 徒歩3分、東京メトロ千代田線「新御茶ノ水」 徒歩5分

お住まいの地域に合った最新の疾患情報をお届けします
(実績のある医師・病院、地域特集など)

医師の方へ

医師向けの専門的な情報をMedical Note Expertでより詳しく調べることができます。

この病気を検索する
慢性心不全について

慢性心不全の概要、診断方針、治療方針をまとめて確認することができます。

慢性心不全の関連記事

Medical Note Expertでしか読めない、学会や医局の最新医療知見を得ることができます。

この記事は参考になりましたか?

この記事や、メディカルノートのサイトについてご意見があればお書きください。今後の記事作りの参考にさせていただきます。

なお、こちらで頂いたご意見への返信はおこなっておりません。医療相談をご要望の方はこちらからどうぞ。

「慢性心不全」を登録すると、新着の情報をお知らせします

処理が完了できませんでした。時間を空けて再度お試しください

メディカルノートをアプリで使おう

iPhone版

App Storeからダウンロード"
Qr iphone

Android版

Google PLayで手に入れよう
Qr android
Img app