原因
原因としては、狭心症や心筋梗塞などの冠動脈疾患、心臓弁膜症、心房細動などの不整脈、心筋炎、先天性心疾患などの心臓に慢性的なダメージや負担を与える病気が挙げられます。
また、これらの心臓の病気以外にも高血圧、動脈硬化、貧血、甲状腺機能低下症など心臓に負担をかける病気によって慢性心不全に至るケースも少なくありません。このようなさまざまな病気が背景にあり、さらにストレスや睡眠不足、過労、風邪などの些細なきっかけが加わると急激に心臓の機能が低下することもあります。
一方で近年の研究では、慢性心不全を発症すると交感神経のはたらきや血圧上昇などを引き起こすホルモンの分泌量が上昇することも分かっています。その結果、心臓にさらなる負担がかかることとなり、慢性心不全の症状が悪化するという悪循環に陥るとされています。
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