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拒食症
拒食症とは、太ることに対して過剰に恐れることから過度の食事制限を行い、極度のレベルにまで体重減少を来すようになった状態を指します。神経性食欲不振症とも呼ばれ、摂食障害の一つに分類される病気です。...
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拒食症きょしょくしょう

更新日時: 2017 年 04 月 25 日【更新履歴
更新履歴
2017 年 04 月 25 日
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概要

拒食症とは、太ることに対して過剰に恐れることから過度の食事制限を行い、極度のレベルにまで体重減少を来すようになった状態を指します。神経性食欲不振症とも呼ばれ、摂食障害の一つに分類される病気です。拒食症は家族関係において何かしらの問題があり、コミュニケーションがうまく取れていない環境で発症することあります。もしくは、体重減少と言うことを通して自身の抱える何かしらの問題を表現していることもあります。

先進国における神経性食欲不振症の患者さんは、思春期~青年期女性の間でおおよそ1%と報告されています。1998年に全国の医療施設(23,401施設)を対象に実施した疫学調査によると、患者推定数(罹患率)は神経性食欲不振症が12,500人(人口10万対10.0)でした。現在はさらに増加していると考えられます。

体重減少の程度は著しいのですが、本人は比較的活動的であることも多いです。しかし、身体的な異常を来しやすい状況とも言え、一定レベルのラインを超えて体重減少が生じると、生命の危機にも瀕することのある疾患です。

治療は無理に食事を食べさせると言うことは奏功せず、根本治療のためには家族関係を含む周囲の環境に対しての介入も求められることのある疾患です。

より詳細には、こちらの記事を参照下さい。

https://medicalnote.jp/contents/150707-000001-WHMLXG

原因

拒食症の原因は、社会的要因・文化的要因・心理的要因・家族、家庭環境・生物学的要因など、様々な要因が複雑に関与しています。

拒食症になりやすい方は家族関係のコミュニケーションに問題を抱えていたり、状況変化や受けたストレスを適切に処理できなかったりという特徴があります。やせることを通して、うまく表現できない自身の気持ちを間接的に表現し、周囲の方へ助けを求めている状況ともいえます。

また、拒食症になりやすい人には、性格的な特徴を見ることもあります。「まじめで頭が良く、努力家」の方では、体重減少に向けての努力を着々と実行することになります。さらに自身の目的である体重減少が目に見える成果として満足感を得ることになり、さらに体重減少に向けての努力にいそしむことになります。その結果、ダイエットに深くのめり込み、体重減少を維持することでの達成感を感じることになります。

より詳細には、こちらの記事を参照下さい。

https://medicalnote.jp/contents/150707-000001-WHMLXG

症状

拒食症では過度の体重減少を見ることになります。体重減少の程度は、標準体重に比べてどの程度下回っているという指標で図られます。また食行動の異常を示すこともあり、隠れ食いや食べたものを後から吐くといった行動を呈することもあります。体重増加に対しての恐怖感をもったり、客観的にはやせているにも関わらず、まだやせていないと感じたりすることもあります。女性であれば生理がこなくなることも稀ではありません。

食事摂取が適切になされてない状況では、血圧や体温も低めとなります。その他、各種臓器の機能障害も生じてきます。循環器・呼吸器系、肝機能障害、血液系(白血球が極端に減少し、低血圧・貧血を起こす)、消化器系(胃がものを消化しない状態が長く続いたため、消化器系の運動機能が著しく低下する)、筋力低下・骨折所見、皮膚症状(寒さから身を守るため、背中などに産毛が密集して生えてくる)、内分泌・代謝系(無月経になる)、腎・泌尿器系(尿・汗が出ない)、唾液腺・口腔内所見など、身体的な症状も全身に及んでいきます。

身体の悲鳴とは裏腹に、拒食症の方では活動度が高いことも多いです。しかし、生命の基本的な維持すら出来ないほどの状況になることも稀ではなく、死亡率は6-20%にもおよぶと報告されています。

より詳細には、こちらの記事も参照下さい。

https://medicalnote.jp/contents/150707-000002-GNZMLQ

https://medicalnote.jp/contents/160608-005-DG

検査・診断

拒食症では、標準体重を大きく下回る体重減少を確認します。また、体重や体型に対しての歪んだ認識、食事摂取に対しての異常行動などを確認することから病気が疑われます。すなわち、拒食症の診断では、詳細な問診や身体診察が診断に際して重要であると言えます。

拒食症をこれと診断するための決定的な検査方法はありませんが、やせを来すような他の疾患を除外する検査をおこなうことは重要です。例えば、甲状腺機能亢進症を煩っているとやせを起こすこともあるため、血液検査を通して甲状腺機能や自己抗体の評価を行います。

また、症状の項目に前述した通り、拒食症では様々な身体的な障害が生じます。貧血の有無や肝機能障害の程度、電解質異常の評価、骨密度の評価などを行うこともあります。

より詳細には、こちらの記事を参照下さい。

https://medicalnote.jp/contents/150707-000002-GNZMLQ

治療

定期的(週に一回程度)に体重を測るとともに、薬物や精神療法、場合によっては栄養補給剤などを用いて治療します。拒食症は心理的な不安を抱えていることが多く、体重減少を通して周囲の人の助けを得ようとしています。そのため、自力での努力のみで治療が完了する訳ではなく、家族の理解と協力も神経性食欲不振症の治療には不可欠です。特に家庭環境不全のなかで育った患者さんは、自分が病気になることにより自らの問題を抱えた家庭環境を具現化しているとも言われています。このようななかで、家族の理解と協力があれば、治療は非常にスムーズにいきます。

拒食症の患者さんは、食事摂取に対しての心理的な抵抗を感じていることから、少しずつその抵抗をなくせるように丁寧に話を重ねてみていくことになります。また、体重減少が一定以上を超えると、生命の危機に瀕することがあります。その際には、入院の上安全ラインを超えるような治療介入がなされます。

より詳細には、こちらの記事を参照下さい。

https://medicalnote.jp/contents/150707-000003-NTCZBV

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