原因
末梢動脈疾患の原因の多くは動脈硬化です。また、ほかに血管炎や神経疾患、薬剤の影響によって発症することもあります。
動脈硬化には大きく“粥状硬化”と“中膜硬化”があります。粥状硬化は、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)などが血管内に蓄積し、“プラーク”と呼ばれる物質になって血管を狭くしたり詰まらせたりする状態を指します。一方の中膜硬化では、血管の中膜と呼ばれる部位にカルシウムが蓄積し血管が硬く変化します。いずれも高血圧や糖尿病、肥満、運動不足、喫煙習慣などが原因で発症します。
動脈硬化を認める場合、心筋梗塞や脳梗塞などの循環器疾患を合併しているケースもあります。
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