しんじゅしゅせいちゅうじえん

真珠腫性中耳炎

最終更新日:
2024年07月17日
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2024/07/17
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2024/07/04
更新しました
2017/04/25
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治療

真珠腫性中耳炎の治療では、基本的に手術が行われます。

これまでは、耳の後ろを切開して顕微鏡を用いて行われていましたが、近年は耳の穴から内視鏡を入れて行う経外耳道的内視鏡下耳科手術(TEES)という痛みの少ない低侵襲手術(ていしんしゅうしゅじゅつ)が普及してきました。真珠腫の進行具合に応じて、適切な手術方法を選択することが重要です。

鼓膜のへこみが軽度の初期段階の場合には、耳管の機能を改善する薬や鼓膜換気チューブを挿入し、進行を止められることもあります。

進行して落屑物がたまっている場合は、有効な薬物療法がないため、入院して多くの場合は全身麻酔下に手術を行います。

真珠腫性中耳炎の手術治療では、まず真珠腫の完全摘出が重要です。真珠腫を完全に取り除けたことを確認し、破壊された耳小骨のツチ骨・キヌタ骨・アブミ骨の連鎖を軟骨や骨、人工耳小骨などを用いて再建します。

しかし、進行した真珠腫では、1回の手術で周辺の重要な器官を温存しながら真珠腫を完全に取り除くことができないケースもあります。その場合は、1回目の手術で真珠腫の摘出を行い、真珠腫が完全に取り除けたことが確認できたら2回目の手術で耳小骨の再建(連鎖再建)を行います。高齢の方や、他にも病気があり複数回手術を受けることが難しい方に対しては、1回の手術で治療が可能な手術法を選択することもあります。

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