症状
頭痛は、両側で感じることが多く、圧迫感やしめつけ感が主体で数十分から数日間持続します。痛みの程度は、軽度から中等度で日常的な動作で頭痛が悪化することはないため、家事や仕事は何とかこなせます。このほか、頚部痛や肩こり、めまい感、浮遊感を伴ったり、光過敏や音過敏のいずれかを伴ったりすることがあります。片頭痛でみられるようなひどい吐気や嘔吐はありません。
頭痛の頻度によって、反復性緊張型頭痛(月1~14日)と、慢性緊張型頭痛(月15日以上)に大別されます。片頭痛との区別が難しい場合や、片頭痛と緊張型頭痛の両方を合併している場合があります。反復性緊張型頭痛は身体的あるいは精神的ストレスに対する反応として誰にでも起こりうる頭痛です。身体的ストレスには長時間の同一姿勢、不自然な姿勢、PCやスマートフォンの使用、眼精疲労などが含まれます。また、本人はストレスと意識していない場合もあります。
慢性緊張型頭痛は、頭痛の頻度が多いため、生活の質(QOL)が大きく損なわれることがあります。
「緊張型頭痛」を登録すると、新着の情報をお知らせします
「緊張型頭痛」に関連する記事
- 女性の頭痛――ライフステージごとに起こりやすい頭痛とその治療法社会医療法人 愛仁会 千船病院 産婦人科...稲垣 美恵子 先生
緊張型頭痛の処方薬にはどんな種類があるの? ~鎮痛剤、漢方薬などの使い分けや効果を解説~北里大学北里研究所病院 脳神経内科部長飯ヶ谷 美峰 先生
自分でできる緊張型頭痛の対策 ~改善するべき生活習慣や痛みが起きたときの対処法~福岡記念病院 脳神経内科部長長山 成美 先生
病院で行う緊張型頭痛の治療とは ~処方薬の種類やマインドフルネス、トリガーポイント注射についても解説~順天堂大学 医学部 麻酔科学・ペインクリ...井関 雅子 先生
緊張型頭痛の原因とは ~筋肉の凝りやストレスのほか、何らかの病気が背景にあることも~国際医療福祉大学三田病院 予防医学センタ...桂 研一郎 先生



