
妊婦健診でNRFSの疑いがあると診断された場合、胎児の心拍数を連続的にモニタリングする必要があるため、入院が必要です。お母さんは出産までどのように過ごせばよいのでしょうか。山王病院産婦人科の箕浦茂樹先生にお話をうかがいます。
NRFSには、妊娠中に診断されるケースと出産時に胎児がNRFSになるケースがあります。診断のおもな基準になるのは、胎児心拍数波形です。NRFS(胎児機能不)とはでも述べたように、胎児の状態の評価は、明らかに正常かもしくは明らかに異常なケース以外は曖昧で難しいため、学会の取り決めにより下記段階のレベル3以上に当てはまる場合をNRFSとしています。これは、胎児の心拍数波形から低酸素や酸血症などのリスクを5段階に分類したものです。
レベル1.正常波形
レベル2.亜正常波形
レベル3.異常波形(軽度)
レベル4.異常波形(中等度)
レベル5.異常波形(高度)
外来で何らかの心拍数波形異常と診断された場合、基本的には入院して経過を見ることになります。高度の異常があるとなれば、個人の小さなクリニックに通っている方などはNICU(新生児集中治療室)のある大きな病院へ直ちに紹介転院となります。。また、妊娠週数が34週以前など早い場合も、もし生まれた場合、新生児科が管理できないとなれば、高次医療機関に転院になります。
胎児がNRFSと診断された場合、通常の出産よりも胎児を母体から出す際に緊急度が高くなる可能性があります。妊娠32週以降になると、日本産科婦人科学会によって取り決められた5段階それぞれに対応した処置が適用されます。
NRFSの胎児は、脳障害などを避けるために帝王切開になるケースが多いといえます。胎児をできるだけ早く酸素不足の状態から解放しなければならないため、もし胎児の状態が妊娠中に悪くなった場合はその時点で帝王切開になります。また、状態が分娩中に悪くなった場合にも、子宮口の開き具合によって帝王切開が選択されることがあります。
子宮の中にいる胎児が何らかの理由で酸素不足になっていた場合、胎児をどうにか元気にさせるために取られるさまざまな対策のことを「子宮内胎児蘇生」といいます。具体的には、母体に酸素を投与したり、臍帯の圧迫をとる目的で母体の体位を変えたり、子宮の張りを取り除いたりします。
また、切迫早産の子宮収縮抑制と妊娠高血圧症の際の子癇の予防に用いられる硫酸マグネシウムは、外国では脳障害の予防に効果があるともされており、今後はもっと積極的に使用されるかもしれません。
NRFS(胎児機能不全)とはどんな病気?で、NRFSは偽陽性であることも多いと述べました。実際、レベル4以上と診断されて帝王切開をしても生まれてみたら元気だった、というお子さんは珍しくありません。NRFSと診断されても結果的に元気で生まれるお子さんも多いことから、過剰診療(無駄な帝王切開)につながる可能性はありますが、脳障害を持った子供の出生を防ぐためにはある程度やむを得ないのかもしれません。
一般社団法人新宿医師会区民健康センター 所長、山王病院(東京都) 産婦人科、国立国際医療研究センター 産婦人科
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パニック障害?甲状腺?常に息苦しさが吸えない
パニック障害と診断されていますが、現在、予期不安が強く、「また息苦しくなるのではないか」「倒れてしまうのではないか」という不安がよくあります。 症状としては、息苦しさ・呼吸が浅く感じる・喉の詰まりや異物感・あくびが多い・発汗しやすい・時々手が細かく震える・下痢気味などがあります。症状は急に強くなることがあり、呼吸や身体のことを意識すると悪化する感じがあります。一方、仕事など他のことに集中していると多少気にならなくなります。 喉の違和感は比較的常にありますが、食事や水分は普通に飲み込めています。咳、喘鳴(ゼーゼー)、声のかすれはありません。 安静時の頻脈はなく、現在は心拍60〜70回/分程度です。以前の心電図でも異常は指摘されていません。2026年4月の健診ではHb 15.5g/dLで、貧血はありませんでした。 一方で、甲状腺機能(TSH・FT4など)は検査したことがないと思います。汗をかきやすいことや手の震え、首の前側が少し腫れているように感じることもあるため、甲状腺機能について一度検査した方がよいでしょうか。 また、喉の違和感について、咽喉頭異常感症(いわゆるヒステリー球/globus sensation)の可能性は考えられますか。 パニック障害の薬を処方されていますが、副作用への不安が強く、まだ服用できていません。SSRIを開始することに抵抗があるため、まず半夏厚朴湯などの漢方薬を試す選択肢についても先生のご意見を伺いたいです。 ①現在の症状はパニック障害・予期不安によるものとして矛盾しないでしょうか。 ②甲状腺機能(TSH・FT4等)の検査は必要でしょうか。 ③喉の違和感について耳鼻科等での検査は必要でしょうか。 ④SSRIへの不安が強い場合、漢方薬から治療を始める選択肢はありますか。 よろしくお願いいたします。
誤嚥性肺炎の可能性
昨日22時頃、いくつかのサプリを飲もうとしたらむせて、食道か気管に入ってしまったようです。 それ以降、首の付け根辺りに違和感があり、胸が少しかゆい感じがします。咳は出ますが出したいと思うレベルではないので基本咳はしていません。あとは気のせいかもしれませんが、顔がほてる気がします。全体的に症状の強さに変化はありません。またその他の症状はありません。 様子を見ていますが改善しないのでとても不安です。誤嚥性肺炎の可能性はありますか?受診した方がいいのでしょうか。
おへその中や周りのチクチクした痛みやつっぱり感
1週間くらい前からおへその中やおへそのすぐ外側にチクチクした痛みや突っ張り感が出るようになりました。 寝返りをした時や朝起きた時に伸びをした時、動き始める時に感じることが多いです。 同じ頃から下痢や軟便になり今は便秘3日目です。おへそのすぐ上あたりに何かが詰まってるような苦しさがあり食後にひどくなります。食後苦しくて吐きたいという気持ちになります。 元々、機能性ディスペプシアと過敏性腸症候群があるため、胃腸が張ったり苦しくなったり、下痢や腹痛はよくあるのでその影響かと思っていたのですが、いつもは胃のあたり全体、下腹部全体に症状が出ておへそ周りピンポイントでというのはあまりなかったので気になっています。便秘もたまにはあるけどいつもは快便な方だと思います。 3ヶ月前に虫垂炎になり腹腔鏡手術を受けています。その時退院してから1ヶ月以上、おへそ周りだけ筋肉痛のような痛みやつっぱり感があり、今の症状と似ていて場所も同じです。私の体感は手術後いつの間にか消えていた症状が、何かのきっかけでまた出始めたという感覚です。 手術後3ヶ月以上経つので今頃傷がどうこうというのはないかと思うのですが、他の2箇所の傷はしっかり残っているのでたぶんおへその傷も残ってると思います。見た感じおへその窪みが深くなって縦に細くなったような気がします。 腹腔鏡手術でも癒着はするし腸閉塞になることもあると聞いているので、その不安もあります。 虫垂炎発症前2ヶ月くらい、ひどい便秘が続き手術後に快便に戻ったという経緯もあり、便秘とお腹周りの変化に敏感になっています。 おへそ周りのチクチクやつっぱり感で考えられることって何かあるでしょうか? 仮に癒着してたとして何か症状を自覚できるものなのでしょうか? 機能性ディスペプシアや過敏性腸症候群の影響というのもあるでしょうか? また、どのくらい症状が続いたりどんな症状が出たら受診した方がいいとか、受診するなら何科に行けばいいのかも教えて頂きたいです。
前立腺肥大症について治療(投薬・手術・慣れる等)を考えのアドバイスを下さい。
半年前に肺がん(9年前手術)の経過観察でPSA値が高いと指摘され、本日造影MRIを撮影しました。がんに関しては問題ありませんでしたが、画像で前立腺肥大(約5cm)を指摘されました。がん専門の大病院のため、詳細は泌尿器科へ紹介状を出すとの説明を受けました。 「前立腺肥大症」という言葉は聞いたことはありましたが、深く考えたことはなく、少し調べると「前立腺が卵ほどに大きくなり、尿の勢いが弱くなる・頻尿になる」とありました。今日の医師の話では、「尿の出が悪くなれば治療を検討」「頻尿はあまり関係ない」「投薬は一時的な対処で、根治には腹腔鏡手術」「大きくなるかは人それぞれ」とのことでした。 私は還暦を過ぎ、実際に尿の勢いが弱く、夜間も1〜2時間おきにトイレに行きます。ただし、加齢により排尿機能や体力が衰えるのは自然なことと考え、ある程度は受け入れてきました。老眼なら眼鏡を新調すれば済みますが、前立腺の腹腔鏡手術は身体的にも経済的にも負担が大きく、できれば避けたいと感じています。次回は来年2月に再診予定(画像検査なし)です。 AIに相談したところ、以下の回答が得られました。 ・軽症なら経過観察+薬物療法 ・生活に強い支障があれば手術 ・手術後は改善が見込めるが、加齢に伴い再肥大の可能性もある ・治療方針は「生活の質をどの程度改善したいか」で決めるのが現実的 私としては、命に直結しない限り、治療負担や予後の不確実さを考えると手術は避けたい気持ちです。今後の生活において、どのような考え方や対応が望ましいか、アドバイスをいただければ幸いです。
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