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すいぞうがん

膵臓がん

同義語
膵癌,膵がん
最終更新日:
2024年06月25日
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2024/06/25
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症状

膵臓がんは胃の後ろに位置し、さまざまな臓器や血管などで囲まれているためがんが発生しても早期段階では自覚症状が現れにくいのが特徴です。

腹部や背中の痛み、食欲低下、体重減少などの自覚症状があっても別の病気を疑い、膵臓がんによる症状とは認識されずに見逃されるケースもあると考えられています。症状が改善せずに長引く場合は、病院を受診し医師に相談しましょう。

膵臓がんは周りの臓器や血管を破壊しながら進行し、腹部や背中の痛み、お腹の張りなどの症状が現れるようになります。また、膵臓で産生される消化酵素を含む膵液が膵管内に詰まって膵炎を引き起こし、高熱や強い上腹部の痛みなどを生じることもあります。さらに、膵管は胆汁の通り道である胆管と合流するため、膵管が詰まることによって胆管も閉塞(へいそく)し、黄疸(おうだん)(目や皮膚が黄色くなる症状)や皮膚のかゆみなどの症状がみられることもあります。がんが膵頭部に発生した場合、比較的早い段階で黄疸の症状が現れることがあるため、早期発見につながることもあります。

膵臓はインスリンという血糖値を下げるホルモンを分泌する臓器です。膵臓がんが進行して膵臓の機能が低下するとインスリンの分泌量が減少し、糖尿病の発症・悪化につながることがあります。中高年で糖尿病を発症したり、急に血糖コントロールが悪化したりするケースでは膵臓がんの可能性を考え、早期発見のために検査を受けることが大切です。

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