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自閉症スペクトラム

目次

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概要

自閉症スペクトラムとは、「広汎性発達障害」とほぼ同じ概念を指すものであり、自閉症やアスペルガー症候群、特定不能の広汎性発達障害などを含む疾患概念です。自閉症やアスペルガー症候群などには互いの境界線を引くのは極めて厳しいこともあり、病気の一連の続きとして「スペクトラム」として捉えられています。

自閉症スペクトラムでは、「臨機応変な対人関係が苦手で、自分の関心・やり方・ペースの維持を最優先させたいという本能的志向が強いこと」を特徴とする発達障害です。ただし、置かれた環境によっては自分の関心を押し通すことがポジティブに捉えられ、「ちょっと変わった人」とは思われながらもコツコツと仕事に従事するがんばる人とも認識されることがあります。しかし、不適切な環境では人間関係に支障を来すことも出てきてしまい、自閉症スペクトラム「障害」になってしまうこともあります。

自閉症スペクトラムの方は一定数存在するとされており、具体的な数字としては人口の1~2%存在すると報告されています。現在調査中ですが、最新のわが国の研究ではさらに多く3~5%程度という報告が出されています。また、男性の方が多いとされています。

自閉症スペクトラムは個性として捉えることも大切であり、本人や周囲の方が円滑に生活を送れるよう、工夫をしながら対応することが求められます。

より詳細には、こちらの記事を参照下さい。

https://medicalnote.jp/contents/150530-000014-VIRRDX

https://medicalnote.jp/contents/150530-000017-MFVVZG

原因

自閉症スペクトラムについては、これまでのところ確実にそれと断定されている原因はありませんが、先天的な脳の機能異常により引き起こされていると考えられています。これまでの研究結果からは、遺伝的な要素が発症に関与しているのではと推定されています。

さらに、自閉症スペクトラムになりやすい体質を持って産まれているお子さんもいると推定されていますが、何がきっかけとなって実際に「自閉スペクトラム」を呈しているかは不明です。遺伝子的な側面以外にも、例えば、ウイルス感染症、環境中の化学物質等との関係性を唱える方もいますが、確実にこれだと言えるものは明らかにはなっておらず、いずれの場合も議論の余地が残されているところです。

その他、こちらの記事を参照下さい。

https://medicalnote.jp/contents/150530-000014-VIRRDX

https://medicalnote.jp/contents/150530-000017-MFVVZG

症状

自閉症スペクトラムは、①対人交流とコミュニケーションの質が異常であること、②著しく興味が限局すること、パターン的な行動があること、の二つの特徴によって形付けられる症状を呈します。

自閉症スペクトラムの人は、対人関係を築くことが苦手であり、人の気持ちを推し量ることが難しく一人でいることを好む傾向にあります。コミュニケーションの取り方にも特徴を見ることとなり、話し言葉の遅れやおうむ返し、言葉の意味を理解することが難しく言外のニュアンスを察知するのも苦手です。自分の置かれた環境に対してそぐわない圭吾や言葉のチョイスをすることもあります。また身振りや手振り、目の動きなどもコミュニケーションには重要な役割を果たしますが、これら非言語コミュニケーションの意味合いを正確に察知することも苦手です。

また興味の限定も自閉症スペクトラムで見る特徴的な症状です。特定の物事に対して強い興味をもつ、特定の手順を繰り返すことにこだわる、常同的な動作を繰り返していく、興味をもった領域に関して膨大な知識を持つなどの特徴を挙げることができます。

より詳細には、こちらの記事も参照下さい。

https://medicalnote.jp/contents/150530-000017-MFVVZG

検査・診断

自閉症スペクトラムの診断に際しては、症状を詳細に聴取することによってなされます。先に挙げたような特徴を有していないかどうか、幼少期からの状況や成育歴、集団生活に置ける様子を含めての情報を集めつつ、心理テストなども交えながら診断を行うことになります。

より詳細には、こちらの記事も参照下さい。

https://medicalnote.jp/contents/150530-000017-MFVVZG

https://medicalnote.jp/contents/150530-000012-LAOFEN

治療

自閉症スペクトラムでは、早期の段階でこだわりの強さといった個性を周囲が認識し、社会的な適応がスムーズにいけるように行うことが重要です。自閉症スペクトラムは個性の一種であり、置かれた環境によって大成功する人もいれば、逆に社会の中から孤立をしてしまい生きづらさを感じてしまう方もいらっしゃいます。前者の場合は「自閉症スペクトラム」という個性でおさまる範疇とも捉えることができますが、後者の場合は「自閉症スペクトラム障害」に陥ってしまうことになります。自閉症スペクトラムの特徴を有する方がうまく社会に適応できるようになり、障害として認識されなくてもすむよう、早期発見からの介入を行うことが重要です。

早期発見を行うことで、親御さんを含めて、本人に対しての接し方が変化することが期待できます。その後、ご本人に対しての継続的な支援・療育を取り入れることが重要です。

より詳細には、こちらの記事を参照下さい。

https://medicalnote.jp/contents/150530-000018-HFJVAV

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