ちゅうすいえん

虫垂炎

最終更新日:
2020年10月21日
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2020/10/21
更新しました
2017/04/25
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治療

虫垂炎の治療方法は、(1)抗生剤を用いて虫垂の炎症を抑える保存療法と、(2)虫垂切除を行う手術療法の2つが大きく存在します。

多くの症例に保存的治療が可能であることが分かっていますが、どの治療を選択するべきかは治療を行う医師から、現在の炎症状態、保存治療の可能性、手術治療の必要性などを十分に確認し、相談したうえで治療法を選択してください。虫垂炎による汎発性腹膜炎(はんぱつせいふくまくえん)が起きている場合は手術が必要ですが、それ以外の場合はどちらの治療も可能です。しかし、炎症が強い場合は手術治療が選択されることが多くなっています。

手術の方法には、傷が小さい腹腔鏡下手術と、お腹を開く開腹手術の2つがあります。

虫垂炎は、炎症が進行して重症化すると虫垂壁が破れる“穿孔性虫垂炎(せんこうせいちゅうすいえん)”に至ります。穿孔性虫垂炎でも抗生剤での治療が可能な場合がありますが、多くの場合で手術が選択されます。

しかし、時間が経過して虫垂の周りに限局して(のうよう)が形成されている場合は抗菌薬による保存的治療を一定期間行い、いったん手術を回避した後にタイミングを待って手術を行うこともあります。

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