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公開日 : 2016 年 10 月 02 日
更新日 : 2017 年 05 月 08 日

子どもの手術は体に負担の少ない方法が重要!子どもに対する内視鏡手術

生まれつきの病気により、生まれてすぐに手術が必要になる子どもがいます。また、成長していくなかで鼠径ヘルニア虫垂炎などを発症し手術が必要となることもあります。子どもはこれから成長、発達していきますが、手術によって傷跡が残ったり、手術の身体的負担が大きくなりすぎる場合はこの成長発達を妨げ、日常生活にハンディキャップを課してしまう危険性が高まります。子どもがこれから長い人生を送るうえでは、手術による心と身体の傷を最小限に抑えることが重要になります。だからこそ、小児外科では低侵襲手術の積極的な適応が求められます。

名古屋大学医学部附属病院は、日本で子どもに対する低侵襲手術を最も行っている病院です。子どもの心と身体の傷を最小限にするために、低侵襲手術を受けさせることを選ぶことで、子どもの将来は異なってくると考えています。子どもの将来を長い目で考えていただき、低侵襲手術の重要性をじっくりと考えてみてください。名古屋大学医学部附属病院小児外科教授の内田広夫先生にお話しいただきました。

鼠径ヘルニア、虫垂炎、悪性腫瘍―手術が必要となる子どもの病気には何がある?

外科的手術が必要となる子どもの病気は様々で、同じ病気でも手術が適応になる場合とならない場合がありますが、名古屋大学医学部附属病院小児外科では、主に下記の疾患を対象としています。

  1. 先天性食道閉鎖症
  2. 先天性腸閉鎖症
  3. 鎖肛
  4. ヒルシュスプルング病
  5. 先天性横隔膜ヘルニア
  6. 胆道閉鎖症
  7. 先天性胆道拡張症
  8. 胃食道逆流症
  9. 肺嚢胞性疾患(CCAM、肺分画症)
  10. 神経芽腫
  11. 肝芽腫
  12. 腎芽腫
  13. 横紋筋肉腫
  14. 鼠径ヘルニア
  15. 臍ヘルニア
  16. 停留精巣
  17. 虫垂炎

とくに鼠径ヘルニアは、小児で最も手術症例が多い病気ということが知られています。

(鼠径ヘルニアの手術については記事2『鼠径ヘルニアが内視鏡手術で完治する? 「単孔式腹腔鏡下鼠径ヘルニア根治術」の開発』で詳しくご紹介します)

小児外科は成人の外科と何が違う?特徴は「様々な病気をみる」こと

小児外科と成人を対象にした外科との違いは「診る患者さんと対象疾患の幅広さ」にあります。成人の体格や骨格はある程度定まっており、基本的にそこから成長することはありませんが、子どもは1歳年齢が違うだけでも体格や骨格が異なってきます。小児外科では非常に小さな赤ちゃんから体重50㎏前後の大きな子どもまでを診療し、またひとつの診療科で全身の多種多様な疾患を担当しています。

診察イメージ

たとえば首の嚢胞性疾患(のうほうせいしっかん:膿や唾液、血液などが袋状に貯留する病気)の場合、大人では内分泌代謝科や耳鼻科が担当となり、また、肺の疾患であれば呼吸器外科、腹部の疾患では消化器外科や肝胆膵外科、腎臓や膀胱などでは泌尿器科,生殖器系であれば婦人科など、病気になった臓器に対して担当診療科が定められています。一方、小児外科はこれらの外科疾患をすべてカバーしなければなりません。

ですから、小児外科は麻酔科、小児科、産婦人科をはじめとして、あらゆる診療科との協力と連携が必要不可欠です。

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