治療
誤嚥性肺炎では、原因菌に対する抗菌薬を用いた薬物療法が基本となります。全身状態や呼吸状態が悪い場合には入院して治療をします。
抗菌薬は肺炎の原因となる菌に効果があり、炎症を鎮めることができますが、誤嚥を防ぐ効果はなく、治療後に誤嚥を起こすと再び発症する可能性があります。したがって、誤嚥性肺炎では日々の口腔ケアによって口の中を常に清潔に保つことや誤嚥防止のリハビリテーションを行うことも大切です。また、低栄養は飲み込む力や免疫機能を低下させるため、誤嚥のある人では難しい問題ですが、十分な栄養を取ることが求められます。
喫煙は、気道の粘膜の浄化を抑制して細菌が付きやすくなるといわれているため禁煙も重要です。肺炎球菌ワクチンの接種も肺炎の予防に有効とされています。
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