症状
月経が永久に停止した状態を閉経といいます。閉経の数年前から月経不順が起こり、月経周期が短くなったり、月経の間隔が空いたりします。
閉経の前後数年程度の間は、女性ホルモンの低下に伴って、月経の停止以外に更年期症状と呼ばれるさまざまな症状が現れます。代表的な症状として、ほてり、のぼせ、ホットフラッシュ、発汗といった血管の拡張と放熱が関わる症状、気分の落ち込み、いらいら、情緒不安定などの精神症状、めまい、動悸、胸の締めつけ感、頭痛、肩こりなどのさまざまな身体症状があげられます。症状の種類や程度は極めて多種多様で、日常生活に支障をきたすほどの症状が現れる人もいれば、更年期症状そのものがない人もいます。
最近では、睡眠時無呼吸症候群との関連性についての研究データもあり、閉経後女性の約1割に中等症以上の睡眠時無呼吸症候群の発症が認められたという報告もあります。
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