原因
閉経は、卵巣からエストロゲンやプロゲステロンなど女性ホルモンの分泌が停止することにより起こります。これらのホルモンの分泌は20歳代~30歳代にピークを迎え、40歳代に入ると急激に低下します。
一方で、40歳未満の人でも卵巣機能が低下して閉経に至る場合があり、このような場合を早発卵巣不全(Premature Ovarian Insaficiency:POI)と呼びます。早発卵巣不全の原因として、染色体異常や自己免疫疾患、代謝性疾患、卵巣の外科的切除、放射線治療や抗がん薬治療などがあげられますが、多くの場合は原因不明です。
また、エストロゲンの急激な減少に伴いみられるようになるさまざまな症状を更年期症状と呼びます。更年期症状が重く日常生活に支障をきたす状態を更年期障害と呼びます。
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