症状
モニリホルムレンサ桿菌感染症の症状
感染後、潜伏期間を経て次のような症状が現れます。モニリホルムレンサ桿菌の潜伏期間は1~10日、通常3~5日といわれています。
- 悪寒
- 回帰性の発熱:発熱が続き一旦解熱するという回帰が、1週間の間隔で1~3か月持続し、自然に治癒していきます。
- 頭痛
- 嘔吐
- 筋肉痛
- 発疹:噛まれた傷の周囲に現れ、手足(四肢)や手のひら、足の裏にも出現するようになります。出血性の発疹や、膿を持った発疹が生じることが特徴です。
- 非対称性の多発性関節炎:通常は、大関節に炎症が現れます。
など
咬傷部は炎症を起こし、自然に治癒していきます。ただし、再発することもあります。
モニリホルムレンサ桿菌感染症の合併症
など
治療をしない場合には、死亡することもあります。
鼠咬症スピリルム感染症の症状
潜伏期間を経て、以下のような熱発作が始まります。鼠咬症スピリルムの潜伏期間は通常 7~21 日と比較的長くなっています。ただし、感染から2日で発症することも、数か月を経て発症に至ることもあります。
- リンパ節の腫脹(腫れ)
- 暗黒色の発疹:咬傷の周囲に現れ、全身へと広がっていきます。
- 回帰性の発熱:数日にわたり発熱が続いた後、解熱と発熱を1~3か月繰り返します。
など
モニリホルムレンサ桿菌感染症とは異なり、関節炎が現れることは極めてまれとされます。治療をしない場合に死亡することもあります。
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